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ショーペンハウエルについてなんか言ってください

1 名前:考える名無しさん :02/05/05 14:25
さあどうぞ。

2 名前:考える名無しさん :02/05/05 14:26
ニヒリスト

3 名前:考える名無しさん :02/05/05 14:29
やっぱり”エル”はこだわりですか?

4 名前:79=84 :02/05/05 14:51
都内で「世界の名著」ショーペンハウアーの在庫あるところ
教えてクレーー。
(八重洲ブックセンターの在庫無くなった)

5 名前:ふにゃぽん :02/05/05 15:06
じぇらしい、じぇらしい、ヘーゲル先生。

6 名前:考える名無しさん :02/05/05 15:07
ちょっと大きめの本屋行けばどこでもあるんじゃないの?

7 名前:考える名無しさん :02/05/05 15:08
絶版なの?

8 名前:考える名無しさん :02/05/05 15:57
いや、俺も探しているけどないんだこれが。
中公クラシックスで復刊するのかな。
でもそれだと4分冊くらいになりそうだ。

9 名前:カミュ :02/05/05 17:06
俺、あいつきらーーーい。

10 名前:考える名無しさん :02/05/05 17:10
シジュポスだっけか

11 名前:弁証法的理性批判放棄&rlo;  ◆k7C9xZJk :02/05/05 22:46
一年程前にジュンク堂(池袋)に置いてあった

12 名前:考える名無しさん :02/05/06 00:08
意志ってよくわからんage

13 名前:考える名無しさん :02/05/06 00:11
小便how得る?

14 名前:考える名無しさん :02/05/06 00:19
トルストイが一時期心酔して肖像画を書斎に飾っていたほどだった。


15 名前:まあ :02/05/06 00:22
>>12
実践理性みたいなモンだ。

16 名前:考える名無しさん :02/05/06 00:24
マジで!

17 名前:考える名無しさん :02/05/06 00:43
意志=無意識

18 名前:考える名無しさん :02/05/06 00:56
ただのペシミストだろ。

19 名前:考える名無しさん :02/05/06 00:57
自殺してもいいんだってさ

20 名前:考える名無しさん :02/05/06 01:19
この人自分の哲学ではすげえ厭世的な事言ってるけど
本人は全然そうじゃなかったみたいよ?
なんか100歳まで生きるつもりだったらしいし。
無責任なかんじだよな?


21 名前:lll :02/05/06 02:48
 ええと、
「フィヒテ、シェリングめった打ち」

22 名前:lll :02/05/06 02:51
 お世話になりました。

23 名前:考える名無しさん :02/05/06 02:58
あれ、ニーチェの話はまだ出てないの?

24 名前:ショーペンハウエル :02/05/06 09:03
>>19 >>20
私はただ自殺を肯定しているのではない。
苦悩にみちみちした生を、引き受けることこそ
生きる意味であり、人生の価値なのだ。
もしも、全人類が死後、極楽へいけるとする。
そこで、自殺をしてしまったら、それは生への逃避
でしかない。
自殺は肯定するが、さもなければ生も肯定する(肯定される)。

25 名前:考える名無しさん :02/05/06 09:14
聴講者ゼロぎぼんぬ

26 名前:考える名無しさん :02/05/06 13:39
ショーペンハウエルの死生観ってそんなんだっけ?

27 名前:考える名無しさん :02/05/06 17:36
小便how選る?

28 名前:二酉 :02/05/06 18:41
>>25
7人でも相当キツイものがあると思うけど…
そういえば今年、ある授業(通年)で受講者4人ってのがあったでし。
初回の先生見てて可哀相だなーと思った。

自分の考えを裏付けるための読書は良いけど
ただ読んだだけじゃ独自の思考力を失う事になるから
思考してるひと以外は本読まない方がいいらしいでし。
個人的にこの方スキでし。

29 名前:ひろゆき :02/05/07 19:51
髪型がステキ。
小便はうぁっ!

30 名前:考える名無しさん :02/05/07 19:57
国立とかなら普通と思うが。>受講者4人
俺は1対1の授業とかあったよ。
最初は5人ぐらいいたんだけどね。

31 名前:考える名無しさん :02/05/07 20:33
>>30
1対1、、う、うらますぃ〜。
充実した授業だったろうなー

32 名前:考える名無しさん :02/05/07 20:51
充実していたかどうかはわかんないけど面白かったことは面白かった。
外いって散歩したり喫茶店で授業したりw。って授業の充実度と全然関係ないか。
言いたかったのは受講者4人とかでも実際受けてみると全然普通なんで
先生かわいそうってことはないよってことね。
他が全部何十人とか受けてるのに体面的にどうこう・・・とかいうのはわかんないけど。

33 名前:考える名無しさん :02/05/07 20:52
ショーペンハウアーと全然関係ないな。

34 名前:二酉 :02/05/08 00:04
>>30 >>32
それはすごくうらやましいでし!いいなぁ。
いやぁ、その先生が実は非常勤だったりしてさらに
去年は受講者沢山いて足りなくなったたから
今回はその教訓を踏まえて沢山プリント作って
そかも教務の人が丁寧にホッチキスで留めてくれたってのを
すごく言いづらそうにしてたのが涙をさそったのでし。
でも実際ゼミ形式の授業で5人を切ったのは初めて。
実習とかあったら2人とかになっちゃいましよ。
ってかこれ以上書いたらわかるひとには素性がバレそうなので逃げ。

35 名前:考える名無しさん :02/05/29 14:28
「ショーペンハウアー全集」全15巻、全部一版。もっとるで〜。

36 名前:考える名無しさん :02/05/31 05:43
世界の名著大学生協にあったage

37 名前:考える名無しさん :02/06/04 08:13
ショーペンハウエルか・・・
素敵な名前だ。
F1レーサーとかにいそうな名前だよね。

38 名前:考える名無しさん :02/06/04 17:10

ひょっとして20世紀哲学の母体かもね

39 名前:考える名無しさん :02/06/04 17:36
そうでもないさ

40 名前:考える名無しさん :02/06/04 21:43

そうでもないさ

41 名前:考える名無しさん :02/06/05 02:37

哲学の母体というのではなくて、思想の母体なんじゃないの。
ニーチェとフロイトに大きな影響を与えたのは確実だし、
キルケゴールも日記の中でたびたび言及している。
フロイトの弟子のユングも影響を受けている。
文学の方では、トーマス・マン、ボルヘス挙げていったらきりがない。
要するに20世紀の非合理主義思想の源流。

42 名前:考える名無しさん :02/06/05 03:22
ウィトゲンシュタインもね。

43 名前:考える名無しさん :02/06/05 10:42

仏教やる人で、ちょっとハイカラ(?)な学者は、かならず論文の中で、
ニーチェ、ショーペンハウエルで箔をつける。
密教学者の津田眞一とか。

あれ、面白い現象だな。

44 名前:考える名無しさん :02/06/05 10:53

>41

20世紀の社会現象にまで影響を及ぼしたレベルの思想家を3人挙げるとしたら、

マルクス、フロイト、ニーチェという見方は、わりと一般的だと思うけど、

マルクスはヘーゲルをひっくり返しているわけだし、
フロイト、ニーチェはショーペンハウエルの「生への意志」をそれぞれに読み代えているわけだし。
そうすると、
 
  20世紀思想/{ヘーゲル vs ショーペンハウエル}の代理戦争

                       ってことにならない?

ベルリン大学での戦いが、世界を舞台に広がった!   w

  あと、「ウプネカット/ウパニシャッド」を最初に受容したショーペンハウエルには
「東洋思想と西洋思想の混合」という象徴的意味もあるしね。

45 名前:考える名無しさん :02/06/05 11:54
法政大学出版局から出てるショーペンの伝記、わりと良かった。
ゲーテとけっこう関係深かったんだね。

46 名前:考える名無しさん :02/06/05 13:34
ショーペンハウエルの言葉を一つ、
「この世の中には、享楽の方が苦痛よりも多いとか、乃至はどちらも
 同じくらいあるとかいう説の当否を、ごく簡単に確かめたいと思う
 人は、たとえば、他の動物を食っている動物の感じ方と、食われて
 いる動物の感じ方とを比べて考えてみるがよい。」
 さすが、天才の言葉。
 ショーペンハウエルは、含有率の多い金鉱のようなもの。色々言わ
 れている、不純物は捨てれば良い。
 自分は、ショーペンハウエルから、仏教に入った。(意志の否定→悟り)
 気の狂った、ニーチェより、ショーペンハウエルの方が超人に近い?
 ニーチェと対決出来なかったのが、残念。

 
 

47 名前:考える名無しさん :02/06/05 14:52

>45

そうそう。若い頃に老ゲーテと会ってる。エッカーマンの「ゲーテとの対話」にも
「ショーペンハウエル博士、来訪」とかいう記述があったような。…うろ覚え

>46
同感。ニーチェは男らしくふるまおうとすればするほど女々しくなる。
ショーペンハウエルは一貫して男性的で、エッセイはガルガンチュア的笑いに満ちている。
ニーチェには、陽性で開放的な哄笑がない。
多分、冗談の下手な男だったろうと思う。

48 名前:考える名無しさん :02/06/05 14:57


ちょっと、スレちがいだけど、

  ニーチェ→ ヒットラー → 萩原朔太郎→ 鳥肌実

 この四人って、なんか不気味な共通項って、ない?

49 名前:考える名無しさん :02/06/05 14:59

>48

 その思想史的流れに、バスター・キートンも入れたい。

50 名前:考える名無しさん :02/06/05 16:16
朔太郎の共通項は漏れもわかった。「意志が噛む」とか言い回しがあるよね。
「死なない蛸」とかもショーペン哲学の寓話みたい。
鳥肌実って誰?

51 名前:考える名無しさん :02/06/05 17:38

 キ、キミ、哲学やってて、

          鳥肌実を、知らないの?

52 名前:考える名無しさん :02/06/05 18:26
知らなくていいしね

53 名前:考える名無しさん :02/06/16 07:54
ふざけるなって!
このスレ見て、
「おお、アルトゥール、居るじゃねえか。」って
熱いクリックぶちかましたら、
なんだって、この塩っぷりは!
荻原朔太郎、関係ねえじゃねえかって!
しょっぱいモダンボーイのことは放っておいてやれって!
正直、今日は、葉巻丸々一本大解禁だってことですよ。

54 名前:考える名無しさん :02/06/16 10:33
アメリカ文学者サリンジャーは、
ショーペンハウエルを指して「かの有名な天才」といったような
ニュアンスを漂わせた後、
「彼の主張もめちゃくちゃだ」とも言っている。

55 名前:考える名無しさん :02/06/16 10:48
『読書について』は偉大な著作だと思う。

彼は言う。
「カントは、

『わたしは哲学を教えるのではない。
哲学することを教えるのだ』と言っているが、

真相はその逆である」と。

56 名前:考える名無しさん :02/06/16 11:34
>>55
来いって!
もっと来いって!
「人相学によせて」とか「騒音と雑音について」とか
まだあるだろうって!
正直、荷車をひいていない馬に乗ったりして、人口稠密な都市の狭い道を
力いっぱい、鞭を打ちながら行くようなショッパイ野郎は
さっそくひきずりおろして、棍棒で5発くらいぶん殴ってやるのが
よいってことですよ。

57 名前:考える名無しさん :02/06/20 23:45
この世界の人間の6分の5は無知で愚かな人間である

58 名前:考える名無しさん :02/07/12 03:17
キルケゴール、ニーチェは否定はしたけど影響を受けまくったんだよね。
それ考えると凄いよね。

59 名前:考える名無しさん :02/08/03 00:56


60 名前:考える名無しさん :02/08/04 23:54
根拠律の四つの根
が面白かった
前にスレがあったね

61 名前:考える名無しさん :02/08/05 09:05
世界で一番厭世的な思想家って、やっぱりショウーペンハウエーry?

62 名前:考える名無しさん :02/08/06 04:17
私はショーペハウエルの哲学を究極の実践楽観主義だと解釈してるんだけど。
って言うか奴の著作と生涯を知ったうえで奴が字面通りの厭世主義者だなんて思えねぇよw

63 名前:考える名無しさん :02/08/06 12:18
ショーペハウエルかショーペハウアーかはっきりしろ!!

64 名前:考える名無しさん :02/08/06 15:45

ショーペンハウエル自体は悪くはないけど、
日本人でショーペンハウエル研究してるなんてやつは、
ゴミみたいな人だね。はしっこの方でなんか息してるって感じの。
素人相手にしったかかますのが好きで、玄人同士の会話は避けるみたいな。
語学教師ふぜいだな。


65 名前:考える名無しさん :02/08/07 18:08
母とは不仲だったけ

66 名前:考える名無しさん :02/08/08 18:33
じゃあ、一番暗い哲学者って誰よ

67 名前:考える名無しさん :02/08/09 12:25
デカダンス

68 名前:考える名無しさん :02/08/16 02:56
>>66 きるけごーる

69 名前:考える名無しさん :02/08/21 14:05
『哲学人』でえらく褒められてたよ。

70 名前:考える名無しさん :02/08/25 12:05
正直,彼の痛快な文章には何度か笑った

71 名前:考える名無しさん :02/09/06 21:56
「女について」はワラタ。

72 名前:考える名無しさん :02/09/06 21:57
>>63
その前にゲーテかゴーテかゴェテかギョエテかはっきりしれ

73 名前:考える名無しさん :02/09/06 22:00
『意志と表象としての世界』は芸術論として読みますた。

74 名前:71 :02/09/06 22:55
新潮文庫「幸福について」第五章 訓話と金言 は何度読んでも飽きない。

75 名前:考える名無しさん :02/09/08 20:54
〜〜についてシリーズは痛快な内容で笑えるものがおおいよね

76 名前:71 :02/09/08 22:18
相当お笑いのセンスがあった人だと思う。

77 名前:考える名無しさん :02/09/09 18:45
age

78 名前:考える名無しさん :02/10/02 03:15
うお

79 名前:考える名無しさん :02/10/09 20:26
白水社の全集って相場どのくらい?あんまり古本屋で見ないね。

80 名前:考える名無しさん :02/10/09 20:29
64はいくらなんでも偏見キツすぎ

81 名前:高2生 :02/10/12 15:40
一番ワラタのは『論理学と弁証法との余論』

82 名前:考える名無しさん :02/10/12 15:55
東京都内で、今、世界の名著『ショーンペン』の在庫がある書店教えて下さい。
連休中に買いにいきます。

83 名前:考える名無しさん :02/10/15 00:29
ワラタ

84 名前:考える名無しさん :02/10/15 01:06
ゲーテに会いカントの教えを受けた幸福者。
ヘーゲルとの人気争いに敗けた不幸者

85 名前:考える名無しさん :02/10/15 01:09
>>84
カントの教えは受けてないよ。カントの本を読んだんだよ。

86 名前:考える名無しさん :02/10/15 01:47
>>85
そうだった。
カントを褒めまくってたんで勘違いした。

87 名前:考える名無しさん :02/10/15 01:58
カント読んで、プラトン読んで、原始仏教の予備知識を身に付けて、
『充足根拠律の四つの根について』を読んで、
はじめて『意志と表象としての世界』を読むことができるのです。
しかも、『意志と表象としての世界』は二回読まないといけません。

88 名前:考える名無しさん :02/10/15 02:34
ショーペンハウエル精神的には健康だったから厭世的な思想持てたんでしょ。
ニーチェみたいに梅毒で発狂する人間が「超人」なんて言い出すんだよ。

89 名前:考える名無しさん :02/10/15 02:51
ニーチェは、
ショーペンハウアーが食後にフルートを吹いたということが
気になったらしい(笑)
厭世的な人間が食後にフルートを吹くか?って話(笑)

90 名前:考える名無しさん :02/10/15 09:00
『読書については』は素晴らしい。ヘーゲルを読まなくてもいいと思える。

91 名前:考える名無しさん :02/10/15 09:13
ライフイズビューテホーだんね?

92 名前:考える名無しさん :02/10/15 16:23
ショーペンハウアーのヘーゲル批判はすごいですな。
彼に言わせればヘーゲルは「法螺吹き」ですからね。
フィヒテやシェリングもすごい言われようです。

93 名前:在りし日の先生 :02/10/15 16:28
「先生、聴講者がおりません。」

(ヘーゲルの奴、俺の講演にぶつけやがったな・・・ ケッ!)

94 名前:考える名無しさん :02/10/15 16:35
「先生、聴講者がいませーん!」

(俺の講義を選ばずヘーゲルなんぞの講義を選ぶとは・・
 これもある種の「親和力」のせいだろう。
 やはり、世の中の大半は馬鹿どもなのだ・・(厭世))

95 名前:考える名無しさん :02/10/15 16:41
彼の本を読むと思うんだが、
彼にとって厭世観は諦観ではなく怒りにつながったようですね。

96 名前:考える名無しさん :02/10/15 16:50

ショーペンハウエルに現象学の衣をまとわせても何の意味もない。
彼はまたしても誤解されようとしている。

97 名前:考える名無しさん :02/10/15 21:48
ショーペンハウエルはやっとニヒリズムについて語り始めた。老子や釈迦はもっと昔から語っていたのに。

98 名前:考える名無しさん :02/10/15 21:56
>>97
それはどうかな。

99 名前:考える名無しさん :02/10/15 22:11
ショーペンハウエルの主著の『意思と表象としての世界』は絶版なんだね。


100 名前:  :02/10/15 22:31
持ってるぞそれ

101 名前:82 :02/10/15 22:47
>>100
もしかして、君?東京で最後の『世界の名著』(ショーペン)
買ってしまったのは?

102 名前:考える名無しさん :02/10/15 23:45
昔、白水社から出てたそうだ。>『意思と表象としての世界』

103 名前:考える名無しさん :02/10/16 00:50
「医師と表彰としての世界」を呼んで、ニーチェリアンに成ろう。

104 名前:考える名無しさん :02/10/16 01:05
デカンショーデカンショーおおで半年暮ーらーす♪ ヨイヨイ♪
あとの半ー年ーや、寝てくーらす♪ よーいよーい、デッカンショ♪
ちなみに「デカンショ」が「デカルト・カント・ショーペンハウア」
であること知っているのは、今ではどのくらい生き延びているのであらうか?

105 名前:考える名無しさん :02/10/16 01:36
半年どころか、半世紀は費やせますね。

106 名前:考える名無しさん :02/10/16 01:55
デカルトで15年
カントで25年
ショーペンハウアで10年

107 名前:考える名無しさん :02/10/17 03:22
キルケゴールみたいに憂鬱にならず、ニーチェのように発狂もせず、
豪勢な食事を食い、フルートを吹く。
厭世観の思想を持った男は人生では亨楽的図太く生きた。

108 名前:考える名無しさん :02/10/17 19:44
二回読め?。二回ってのが笑える。二回。

109 名前:考える名無しさん :02/10/17 20:58
ショーペンハウア『意志と表象としての世界』を勝手に訳すスレ

第1節
「世界は私の表象である」―(続く)


110 名前:人生を愉しみたいひと :02/10/28 18:11
ショーペ先生復活!
ショーペ先生は迷える子羊に愉しく人生を解き明かしてくれます。
ショーペ先生は偏見をものともせず虚飾を暴露してくれます。
そんなショーペ先生の遺著に触れられる私たちは幸運です。
今すぐ古書店へ走りませう。

111 名前:考える名無しさん :02/10/28 18:26
ショーペンハウア全集をなけなしの蓄えはたいて買いますた。
これで向こう10年の遊興費が浮きます。
なんて幸せなんでしょう、ねえ、先生?

112 名前:考える名無しさん :02/10/28 18:33
おだいじに・・・(合掌)

113 名前:ショーペンハウエル :02/10/28 18:58
君たちを支配しているもの、それは生存を欲する盲目的な意思に過ぎない。
君たちがその表象で如何に尽力しようとも、すべては道化の芝居に過ぎない。
それを克服しようとする試みはひとり聖人のみが実践できるのであって
君たちがごとき肉を貪る愚劣なる者が語りうる内容ではない。
ところで小生も言語を通じてそれを吹聴するだけの愚物に過ぎぬから
せいぜい優雅な食事をし芸術に心を委ねよう。
まあ、君も肩肘を張らず、人生を謳歌したまえ。


114 名前:考える名無しさん :02/10/28 19:03
あっ、ショーペ先生だ!

115 名前:考える名無しさん :02/10/28 19:04
ショーベンヨーデル

116 名前:考える名無しさん :02/10/28 19:09
先生、人間に可能な究極行為とはなんですか?

117 名前:ショーペンハウエル :02/10/28 19:16
君が盲目的な生衝動であることは説明したね。
ならば、その呪縛を自ら解き放ち昇華させることこそ
唯一、ひとに可能な究極行為といってよいでしょう。


118 名前:考える名無しさん :02/10/28 19:19
先生、その為には何をすればよいのですか?

119 名前:考える名無しさん :02/10/28 19:32
ショーぺ先生言われるところの「永遠に持続する文学」、現代ではどのような
作品が当てはまると思いますか?

やっぱ「努めて古人を読むべし」なの?

頭のいいお前ら教えてください。 お願いします

120 名前:ショーペンハウエル :02/10/28 19:40
哀れな子羊よ、君を救済する方法はただひとつ。
君が君という冷たく湿った監獄から抜け出し、
一にして全、全にして一なる、涅槃へと融合することにある。
だがそこに至る道こそは、未だ人類の到達し得ない不可能事であり、
君自身が模索し、実践しなくてはならない。

121 名前:告発! :02/10/28 20:07
このショーペ先生は贋物です。
ご本人は1860年に他界されますた。

122 名前:考える名無しさん :02/10/28 20:31
生きんと欲する生衝動の物語たる世界史において、
最も有意義であったのは、野蛮な世界征服者が林立していたことではなく、
僅かではあるが、釈迦やキリストのような世界超越者が現出したことである。
               ・・・アルトュール・ショーペンハウアー

123 名前:考える名無しさん :02/10/28 20:33
電波

124 名前:考える名無しさん :02/10/28 20:49
涅槃てなんですか。

125 名前:考える名無しさん :02/10/28 20:52
くろしろにきいてみそ。

126 名前:考える名無しさん :02/10/28 21:14
ショーペンハウアーって電波だったんだね。

127 名前:考える名無しさん :02/10/29 15:14
無知はそれが富と一緒に見出されるとき、はじめて人間の品位を落とす。
貧乏人は貧困と困窮に縛られている。
彼の場合、その頭は仕事のことで一杯になっており、また仕事が知識の穴埋めをしているのだ。
これに引き換え無知な金持ちはただ快楽に生き、畜生に等しいことは、我々が毎日お目にかかる通りである。
その上になお、金持ちは富と暇を最大の価値を与えるものに利用しなかったという非難も加わってくるのである。
(A.ショーペンハウアー 余録と補遺 24/290 )

128 名前:考える名無しさん :02/10/29 15:39
>>119
努めて古人を読め。本格的な古典を読め。
・・・それにしても古今東西のあらゆる領域に渡る稀有な存在、高貴きわまる人たちのものを読まないで、
毎年無数に蝿のように孵化される駄書、毎日のように出版される凡作を、
−ただそれがきょう印刷されてインキが乾ききっていないというそれだけの理由で−
読み漁る一般読者の馬鹿さ加減と倒錯には信じがたいものがある。
(ショーペンハウアー 余録と補遺 24/295)

129 名前:考える名無しさん :02/10/29 15:59
ショーペ先生はどのような古典に親しまれたのですか?

130 名前:考える名無しさん :02/10/29 16:31
ショーペンハウアーがプラトンとカント、
それにインド哲学に影響されていたことは周知の通り。
だが、それにも増してヨーロッパを外遊した際の
人々が織り成すおぞましい光景、その原体験が彼の方向性を決定づけたようです。
現代に生きていたなら、何を語ってくれたのでしょうね。

131 名前:今人の古人を語る言葉、さらに意味なし :02/10/29 18:42
>>128 そのまんまのレスありがと。
ショーぺ先生は古人を読め読めと言うけれども、先生の時代の古人と、
現代人における古人ってモノすげーひらきがあるわけ。つまり、時代が
違いすぎるわけ。 ある哲学者を研究する際は、その時代のことも勉強
せなあかんでしょ。先生曰く「あらゆる時代、あらゆる国々には、それぞれ
比類なき高貴な天才がいる。」
 現代の稀有な存在。高貴極まる人々の作品って、何だと思います?

 頭のいいお前ら、お願い、教えてチョーヨンピル。


132 名前:考える名無しさん :02/10/29 19:18
俺の感想:ショーペンハウアー哲学を実践するのは人間には無理

133 名前:考える名無しさん :02/10/29 19:27
ショーペンハウアーほど言ってる事とやってる事とが乖離してる
哲学者も珍しいだろうな

134 名前:考える名無しさん :02/10/29 21:33
<<133
ほぅほぅ 例えばどの辺が?

言ってる事もやってる事も楽観主義そのものではないか?

135 名前:考える名無しさん :02/10/29 22:50
『根拠の四つの根について』はどこで手に入りますか?大至急欲しいんですが…。

136 名前:考える名無しさん :02/10/29 22:57
うる星やつらオンリー・ユーの同時上映のやつか!!

137 名前:告白 :02/10/31 20:21
「なんて美しい文章なんだ !!!」

ここ十数年いろんな本を読んできたけれども、(難しい本は読んでないけどね。)
間違いなく『先生』の言葉の数々です。

 師に恵まれなかった現代のピューピル達へ・・・

秋の夜長、二読といわず何度も読んでみてはいかが? ショウペンハウエル

「読書について」

138 名前:今日のショーペ先生 :02/10/31 20:56
むしろ我々は囚われなしにこう告白しよう。
意志を完全なまでに無くしてしまった後に残るところのものは、
 まだ意志に満たされているすべての人々にとっては、いうまでもなく無である。
しかしこれを逆にして考えれば、
 既に意志を超克し意志を転換し終えている人々にとっては、
 これほど現実的に見える我々の世界が−そのあらゆる太陽や銀河を含めて−無なのである。

                A.ショーペンハウアー 意志と表象としての世界 4/71


139 名前:考える名無しさん :02/10/31 21:00
哲学徒なら常識です。
誰も そんなことは言いません。




140 名前:考える名無しさん :02/10/31 21:36
このスレに哲学徒、いるかな?

141 名前:ファンクラブ :02/11/01 00:33
>>139/140
なんか頭良さげですね。
出来ればドイツ観念論の推移とショーペンハウアー哲学について
簡潔にご教授ください。
それから、131さんの要求にも応えてあげて下さい。

142 名前:考える名無しさん :02/11/01 01:17
わかってないな。

143 名前:ファンクラブ :02/11/01 01:35
なるほど、それが答えですか・・・
買いかぶり過ぎました。ごめんね。


144 名前:139 :02/11/01 05:57
そのレスは俺じゃないよ

145 名前:139 :02/11/01 06:01
前から考えていたんだけれど
ショーペンハウエル って
最近の漫才師の名前にいいと思う。


146 名前:考える名無しさん :02/11/01 09:11
gae


147 名前:考える名無しさん :02/11/01 19:45
『哲学徒』 …なんと悲壮な響きのする言葉であろうか。

彼らは、自分の頭を他人の言葉で埋め尽くすしかことしか
能がないのである。



!ちょっと大きく出てみました。不愉快だったらごめんねマンモス。

148 名前:今日のショーペ先生 :02/11/01 20:50
意志のこの否定こそが現象の中に現れ出てくる意志の自由の唯一の行為である。
それ故この否定はマティアス・クラウディウスの呼び方に倣えば「超越的な変化」なのである。
ただし意志のこの否定は、自殺−すなわち
 意志の個別現象を自分勝手に廃棄してしまう事とは厳密に区別されなければならない。
自殺とは意志の否定であるどころか、むしろ意志の強烈な肯定のひとつの現象なのだ。

            A.ショーペンハウアー 意志と表象としての世界 4/69
          



149 名前:考える名無しさん :02/11/01 21:22
勉強になりますた。つづきキボンヌ

150 名前:考える名無しさん :02/11/01 21:43
ニーチェは教授に成り立てのころはショーペンハウエルに心酔してて、
『悲劇の誕生』を書いたけど、だんだん対決姿勢を強めていく。

ヒトラーはニーチェよりもショーペンハウエルの方がお気に入りだったって
なんかで読んだな。

151 名前:考える名無しさん :02/11/01 22:02
煽りは結構でつ。つづきが読みたいでつ

152 名前:考える名無しさん :02/11/01 22:16
議論そのものはどうでもいいけど
>>139>>150みたいな煽りルサンチは勘弁してね

153 名前:考える名無しさん :02/11/01 22:44
115=136=139=140=142=150
なんか妙にしつこいよね、笑いのセンスもないし。
トラウマでもあるの?やぱし基地外?

154 名前:考える名無しさん :02/11/01 22:47
113 :ショーペンハウエル :02/10/28 18:58
君たちを支配しているもの、それは生存を欲する盲目的な意思に過ぎない。
君たちがその表象で如何に尽力しようとも、すべては道化の芝居に過ぎない。
それを克服しようとする試みはひとり聖人のみが実践できるのであって
君たちがごとき肉を貪る愚劣なる者が語りうる内容ではない。
ところで小生も言語を通じてそれを吹聴するだけの愚物に過ぎぬから
せいぜい優雅な食事をし芸術に心を委ねよう。
まあ、君も肩肘を張らず、人生を謳歌したまえ。
                       って先生も言ってるよ

155 名前:今日のショーペ先生 :02/11/02 14:56
なんか昨日も騒がしかったようやね。笑顔で流しつつそれでは始めましょう。あ、ポチッとな

すべての他人を常に非我と見る人、それどころか結局は自分一身だけを真の実在とみなし他人を幻影としか見ない人、
 言い換えれば他人を自分の目的にとって手段となりうるか対立するものであるかという限りで相対的存在としてしか認めず、
 自分とあらゆる非我との間に計り知れない区別・深い裂け目を感じる人、更に言い換えれば専ら自分一身においてのみ存在する人は、
 死というものを自らの存在と共に全存在・全世界もまた滅亡するものだとみなす。
これに反してすべての他者の中に、それどころか生きとし生けるものの中に自分自身の存在を、自己そのものを見る人、
 それ故に自分の現存在が生きとし生きるものの現存在と溶け合っている人は、死によって彼の存在のごく小部分を失うに過ぎない。
彼は死んでもそこに自分の存在と自己とを認め愛してきたすべての他者の中に存在し続ける。
そして彼の自意識と自分以外のものについての意識とを区別していた迷妄は消滅するのである。

                  A.ショーペンハウアー 倫理学の二つの根本問題 道徳の基礎について 4/22            

156 名前:考える名無しさん :02/11/02 15:31
あうあう
愛でがんすね?

157 名前:考える名無しさん :02/11/02 17:02
かなり誤解してたかも
連休中に訳本ゲトして読みます。

158 名前:考える名無しさん :02/11/02 17:22
ショーペンハウアーは弱いニヒリズム、ニーチェは強いニヒリズム
なんて言われてるけど真相は逆なんじゃないかな。
漏れもショーペンハウアー哲学の先に大いなる愛を感じるよ。
まぁ、漏れごときでは決して手は届かないけど

159 名前:131 :02/11/02 17:59
だれも答えてくれない・・・。 鬱だ

 141さん、ありがトン

160 名前:考える名無しさん :02/11/02 19:33
神田の古本祭りで探したが、全然売ってない。どこでかえるの?

161 名前:考える名無しさん :02/11/02 20:38
おいらも探しとるんだけど無いよー
っていうか、古い全集なら神田にあったけど銭が(泣)

162 名前:考える名無しさん :02/11/02 20:46
  ウワーン 先生は何処に居るの?      
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄∨ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
            ∧_∧
          ( ´Д⊂ヽ
          ⊂    ノ
           人  Y
          し (_)


163 名前:考える名無しさん :02/11/02 20:51
 うわ〜ん 僕チンの頭じゃ131さんに答えられないよー
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄∨ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
            ∧_∧
          ( ´Д⊂ヽ
          ⊂    ノ
           人  Y
          し (_)


164 名前:考える名無しさん :02/11/02 20:55
ショーペンハウエルは女が嫌い

165 名前:考える名無しさん :02/11/02 20:56
 うわ〜ん コテハンの人 誰か助けてー
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄∨ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
            ∧_∧
          ( ´Д⊂ヽ
          ⊂    ノ
           人  Y
          し (_)


166 名前:考える名無しさん :02/11/02 22:55
読書の秋だ。

167 名前:150 :02/11/02 22:57
150だけど。(150より前は書き込んでないよ)
別に煽ってるつもりはなくてね。
ヒトラーがショーペンハウエル好きだったのはホントだし。
実際、155なんて読んでも、それっぽいじゃない。

168 名前:考える名無しさん :02/11/02 23:00
ふむふむ。
勉強になりますなー。

169 名前:美香 ◆FE5qs2YX/I :02/11/02 23:15
実は萩原朔太郎はショーペンハウエルの
強い影響下に作品を書いていたって、聞きました。

「原的意志」とかそのあたりらしいです。
あの「見えない蛸」っていう詩(蛸が自食して
消滅してしまう散文詩)にも反映されているのかなあ?

哲学を下に敷いて詩を書くなんて、当時としては
ハイカラだったのでしょう。

170 名前:闇の中のオレンジ :02/11/02 23:20
>>131
アニー・ディラード『石に話すことを教える』

171 名前:150 :02/11/02 23:22
>>169
>哲学を下に敷いて詩を書くなんて、当時としては
>ハイカラだったのでしょう。

今俺らが「哲学」「哲学者」として扱っているものが、当時の日本に
は「文学」「文学者」として輸入され、読まれていたというのはよく
ある話。ルソーなんてまさにそうだったらしい。

実際、ショーペンハウエルは、哲学者っていうよりもエッセイスト
という観が強いような。

172 名前:考える名無しさん :02/11/02 23:30
パレルガ ウント ぱらぱらぱらぱら

173 名前:131 :02/11/02 23:44
闇の中からマジレスがキタ━(゚∀゚)━!!!

 170さん!! どうもありがとう!

「ガラパゴス島で過ごした日々に書かれたエッセイ」
・・・はっきり言ってものスゲェー読みたいです。
明日、書店で探してきます。

174 名前:今日のショーペ先生 :02/11/03 16:42
昨日は珍しく盛況だったようですね。わたしは趣味でカキコするのみ。それでは、ポチッとな

行為が意志から出てくるのみならず世界もまた意志から出てくるのであって、
 意志が如何に存在しているかに応じて、行為も現象するし世界も現象するのである。
すなわち行為も世界も意志の自己認識であって、それ以外のなにものでもない。
意志は己を規定し、正にそうすることで行為をも世界をも共に規定していることになる。
何故なら意志のほかには存在するものは何一つ無く、行為も世界も意志そのものであるからである。
このように見て、はじめて意志は
 真に自律的だといえるのであって、これとは別の如何なる見方をしても意志は他律的になる。

             A.ショーペンハウアー 意志と表象としての世界 4/53

175 名前:考える名無しさん :02/11/03 17:56
神保町ブックフェスチバルに逝って来ました。
先生の本?殆ど見かけませんね。厳松堂には苔むした全集ありましたよ。

176 名前:考える名無しさん :02/11/03 20:59
人間はさっさと死んでしまうのが吉などと書いておきながら
この男は自身の健康には非常に気を使っていた。
ヘーゲルなどと違ってあくまでも模範的なドイツ語で文章をつづった。
名文である。ニーチェに多大な影響を与えたことは
ショーペンハウエルの功績のもっとも大なるものである。

177 名前:考える名無しさん :02/11/03 23:35
>>174
そろそろこのパターンにも飽きた。この辺でお開きにしよ。

178 名前:160 :02/11/04 00:25
(勝手な仮説だか)
主著があまり流通せず、他方で、岩波文庫のエッセイ風の物しか流通しない
から、ショーペンハウエル=エッセイストってな、評価に繋がるの
ではないか??

179 名前:150 :02/11/04 01:56
>>178
本当に流通のせいだろうか。
俺としては、思想としての本質的なところで、ショーペンハウエルはエッセイストだと思う。

180 名前:ファンクラブ :02/11/04 02:52
うわっ、こんな時間に何打ち込みあってるんだい−っておれもか。
はよ寝よはよ寝よ。明日もでーと。
ところで大した問題でもなかろーて。
(突っ込もうと思えば幾らでも突っ込めるし、
 引き出そうとすれば得るものも多々ある−ショーペはそんなとこだろ。)

181 名前:考える名無しさん :02/11/04 18:35
>>150 君のその『エッセイ』という言葉、 



やめてくれる?



何故かは知らないけど、



ひどく耳障りなんだ。

182 名前:152 :02/11/04 19:39
一連の書き込みからして150さんが、
ショーペンハウアーを貶めたい気持ちはよく伝わるのだが
何かコンプレックスでもあるの?

183 名前:152 :02/11/04 19:55
>ヒトラーがショーペンハウエル好きだったのはホントだし。
 実際、155なんて読んでも、それっぽいじゃない。

 わざわざヒトラーの名前と絡めるところに悪意を感じざるをえない。
 それっぽいとあるがまるで意味不明。

>人間はさっさと死んでしまうのが吉などと書いておきながら

 そんな安直なことはどこにも書いていない。君は彼の主著を本当に読んだの?
 総じて誤解か作為的な中傷と言わざるをえないのだが。

184 名前:今日のショーペ先生 :02/11/04 23:37
なんか苦情が出たので潮時かな。
という訳で今日のショーペ先生はこれでお終いです。皆さん有難うございました。
>>152は冷静にね。ショーペ先生はあの気質ですから誤解されやすいのです。


185 名前:考える名無しさん :02/11/05 02:54
小便ハウエル

186 名前:考える名無しさん :02/11/05 03:14
画像が貼れるチャット&掲示板
http://www.i-chubu.ne.jp/~tomomi-h/marion/navi/navi.cgi?links=20311



187 名前:考える名無しさん :02/11/06 05:53
今日のショーぺ先生まだぁー?

188 名前:考える名無しさん :02/11/06 06:16
人生哲学ってやつを手に入れたが昭和22年の訳。よみにくいよ・・

189 名前:考える名無しさん :02/11/06 06:44
折れはここの使ってる。安いし、結構女ウケいいからお勧め!
http://www.adultshoping.net/linkstaff.cgi?id=001951

190 名前:考える名無しさん :02/11/07 00:21
今日のショーぺ先生まだぁー?


191 名前:考える名無しさん :02/11/07 00:34
   ☆ チン     マチクタビレタ〜
                        マチクタビレタ〜
       ☆ チン  〃  ∧_∧   / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
        ヽ ___\(\・∀・) < ショーペ先生まだ〜?
            \_/⊂ ⊂_ )   \_____________
          / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ /|
       | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|  |
       | 人生と苦悩  |/


192 名前:考える名無しさん :02/11/07 02:45
  .-、  _
  ヽ、メ、〉      r〜〜ー-、__      ________________
  ∠イ\)      ムヘ._     ノ      |
   ⊥_      ┣=レヘ、_ 了     |  えーーい!こうなったら
-‐''「 _  ̄`' ┐  ム  _..-┴へ   < 私が自作自演するしかない
  | |r、  ̄ ̄`l Uヽ レ⌒',    ヽ.   | 
  (三  |`iー、  | ト、_ソ   }     ヽ   |
  | |`'ー、_ `'ー-‐'    .イ      `、   ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
  | |   `ー、    ∠.-ヽ      ',
__l___l____ l`lー‐'´____l.       |
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄||  .|      |


193 名前:アルトゥール :02/11/07 02:51
「見てくださいお母様、これが私の学位論文です。」

194 名前:ヨハンナ :02/11/07 02:54
「へーぇ?これは薬剤師用のものなのね、たぶん・・・。」

195 名前:アルトゥール :02/11/07 02:58
「お母様の書かれた本はいずれ物置からも一冊残らず無くなるでしょうが、
 その時でも私の本はやはり読まれているでしょうね。」

196 名前:ヨハンナ :02/11/07 03:01
「いずれその時には、お前の本はまだ一冊残らずそっくり買えるでしょうよ。」

197 名前:アルトゥール :02/11/07 03:06
「いずれあなたの名前は、後の世で唯一私の名前を通してのみ知られることになるでしょうね。」

198 名前:ヨハンナ :02/11/07 03:09
「なんて言い草だい。ひとつの家に天才が二人も生まれるなんて有り得ないのよ。」

199 名前:アルトゥール :02/11/07 03:11
「自分の実の子の才能が認められないなんて、あなたは酷いひとだ。」

200 名前:教授H :02/11/07 03:21
「君のような素人には哲学は向かんな、がはは。」

201 名前:というわけで :02/11/07 03:36
この瞬間から歴史の歯車が動き出したのは言うまでもない。(ウソ)

202 名前:ショーペ厨 :02/11/07 03:42
  .-、  _
  ヽ、メ、〉      r〜〜ー-、__      ________________
  ∠イ\)      ムヘ._     ノ      |
   ⊥_      ┣=レヘ、_ 了     |  えーーい!つまらん
-‐''「 _  ̄`' ┐  ム  _..-┴へ   <  「今日のショーペ先生」を出せ
  | |r、  ̄ ̄`l Uヽ レ⌒',    ヽ.   | 
  (三  |`iー、  | ト、_ソ   }     ヽ   |
  | |`'ー、_ `'ー-‐'    .イ      `、   ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
  | |   `ー、    ∠.-ヽ      ',
__l___l____ l`lー‐'´____l.       |
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄||  .|      |


203 名前:(*゚Д゚) :02/11/07 04:46
          || ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄||
          ||世界は私の  。    ∧_∧  いいですね。
          || 表象である! \ (゚ー゚*)
          ||________⊂⊂ |
  ∧ ∧    ∧ ∧    ∧ ∧    | ̄ ̄ ̄ ̄|
  (  ∧ ∧ (   ∧ ∧ (  ∧ ∧ |      |
〜(_(  ∧ ∧ __(  ∧ ∧__(   ∧ ∧ ̄ ̄ ̄
  〜(_(  ∧ ∧_(  ∧ ∧_(   ∧ ∧  は〜い、先生。
    〜(_(   ,,)〜(_(   ,,)〜(_(   ,,)
      〜(___ノ  〜(___ノ   〜(___ノ


204 名前:(*゚Д゚) :02/11/07 04:57
          || ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄||
          ||偽哲学者    。  ∧_∧  いいですね。
          || F/S/H ! \ (゚ー゚*)
          ||________⊂⊂ |
  ∧ ∧    ∧ ∧    ∧ ∧    | ̄ ̄ ̄ ̄|
  (  ∧ ∧ (   ∧ ∧ (  ∧ ∧ |      |
〜(_(  ∧ ∧ __(  ∧ ∧__(   ∧ ∧ ̄ ̄ ̄
  〜(_(  ∧ ∧_(  ∧ ∧_(   ∧ ∧  は〜い、先生。
    〜(_(   ,,)〜(_(   ,,)〜(_(   ,,)
      〜(___ノ  〜(___ノ   〜(___ノ

205 名前:(*゚Д゚) :02/11/07 05:01
 ☆ チン     マチクタビレタ〜
                        マチクタビレタ〜
       ☆ チン  〃  ∧_∧   / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
        ヽ ___\(\・∀・) < ショーペ先生まだ〜?
            \_/⊂ ⊂_ )   \_____________
          / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ /|
       | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|  |
       | 人生と苦悩  |/


206 名前:考える名無しさん :02/11/07 12:29
右手にショーペンハウアー

らいふいずそーびゅーてぃふる

207 名前:考える名無しさん :02/11/08 04:36
今日のショーぺ先生まだぁー?

208 名前:考える名無しさん :02/11/08 05:08
いい本教えて下さい。

209 名前:考える名無しさん :02/11/09 04:47
今日のショーぺ先生まだぁー?


210 名前:考える名無しさん :02/11/09 15:13
「笑うショーペンハウアー」ってのが入門としてはいいのでわ
私もたまたまこの本読んでショーペン先生に触れました

211 名前:考える名無しさん :02/11/09 21:55
評論本は薦められない。先入観が刷り込まれ、誤解の元。
ショーペンハウエルの著作は分かりやすいので主著を読もう。

212 名前:考える名無しさん :02/11/09 22:46
世界は私の表象だ。
私は仏だ。
だからこうやって念じれば・・・

213 名前:考える名無しさん :02/11/09 23:05
きみにはまだマーヤーのベールがかかっているようです。

214 名前:ショーペ厨 :02/11/09 23:37
                \ │ /
                 / ̄\   / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
               ─( ゚ ∀ ゚ )< ショーペ最高やね。
                 \_/   \_________
                / │ \
                    ∩ ∧ ∧  / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\∩ ∧ ∧ \( ゚∀゚)<  ショーペ!ショーペ!ショーペ!
ショーペショーペ >( ゚∀゚ )/ |    / \__________
________/ |    〈 |   |
              / /\_」 / /\」
               ̄     / /


215 名前:考える名無しさん :02/11/10 04:48
今日のショーぺ先生まだぁー?


216 名前:ショーぺ先生 :02/11/10 04:49
こんばんみ

217 名前:考える名無しさん :02/11/10 04:54
「ショーぺ先生」じぁなくて「今日のショーぺ先生」だよ。
 今日のショーぺ先生まだぁー? 

218 名前:考える名無しさん :02/11/10 04:57
すまんこ・・・

219 名前:考える名無しさん :02/11/10 05:04
ところで上のAAなんか変(藁

220 名前:考える名無しさん :02/11/10 05:16
そうだねー

221 名前:考える名無しさん :02/11/10 05:33
きょうの予定=白紙・・・さむっ

222 名前:考える名無しさん :02/11/10 05:50
「今日のショーぺ先生」来てくれないだろな・・。もう冬だねぇ(しみじみ
      .|;. | ヽ ヽ ヽ ヽ ヽ ヽ ヽ ヽ ヽ.||  ||  || 
     . | .:|⌒゚⌒゚⌒゚⌒゚⌒゚⌒゚⌒゚⌒||==||==||==
    . . .|. i|  ゚ o     ゜   。  ||_||_||_
  . .:.:.::|;. | 。   ゜ ゚ o       || ̄|| ̄|| ̄
 . . .:.:::::|l i| 。  ゜   ゚ 。   o  . ||==||==||==
. . .:.:::::::::! .,!     .    。     。||_||_||_
.:.:.::::::::::::| ;i|   ゚ 。 o    。   || ̄|| ̄|| ̄
:::::::::::::::::| | ゚  o     ゜      ||==||==||==
:::::::::::::::::| |____ ∧∧ _____.|| ̄ ̄ ̄ ̄
;;;;;;;;;;;;;;;;;|;i |三二三ニ.:/⌒ヽ) ニ三ニ||____
:::::::::::::::::::::      〜(___)     .:.::::::::::::::::::::::::
:::::::::::::::::::      .::::::::::      .:.:::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::      .:.::::::::. .     .:.::::::::::::::::::::::::::::::


223 名前:今日のショーぺ先生R :02/11/11 23:55
>>222
 意志の否定・廃棄・転換ということは、意志の鏡であるところのこの世界の廃棄
でもあり、消滅でもある。もしも我々がその意志をもはや鏡の中に見出せなくなっ
たとしたら、意志がどこかへ行ったかなどと問いを発することは無駄なことであっ
て、その時には意志にはもはや「どこ」も「いつ」もないのだから、意志は無の中
に失われてしまったと嘆くことになる。
 もし我々が逆の立場に立つことが可能なら、記号の交換が為され、我々が存在する
と考えていたものが実は無であり、かの無こそは実は存在するものだと示されるだ
ろう。しかし我々が生きんとする意志それ自身である限りでは、この無はただ否定
として認識されるだけだし、否定という記号づけだけのことに過ぎない。エンペドク
レスの古い命題、等しきものは等しきものにによってのみ認識されるという命題が
我々から一切の認識を奪ってしまうからである。


224 名前:今日のショーぺ先生R :02/11/12 00:22
 これとちょうど同じ理由で、まさにこれとは反対の関係になるが、エンペドク
レスの同じ命題上に、我々のあらゆる現実的認識の可能性、すなわち表象として
の世界、ないしは意志の客体性が究極的に基づいているのである。何故なら世界と
は意志の自己認識に他ならないからである。
 それにも関わらず、哲学が意志の否定として表現することがら、ただ否定とい
う形としでしか表現し得ないことがらに関して、なにがしかの肯定的な認識を手
に入れたいとあくまで固執するなら、我々としては意志の完全な否定に到達した
すべての人々が経験したあの境地を参考にしなさいという他に、如何なる方法も
ない。その境地とは忘我恍惚、昇華、開悟、合一、等々と呼ばれている境地のこ
とである。しかしこのような境地は、厳密に言えば認識と呼ぶことはできない。
何故ならそれはもはや主観と客観の形式を具えていないし、その境地に近づくに
は自分の経験によるしかなく、それは他人に伝達し得ない経験だからである。


225 名前:考える名無しさん :02/11/12 00:35
『読書について』を読みました。
薄いから
簡単でした。

226 名前:今日のショーぺ先生R :02/11/12 00:55
 しかしながら我々は徹頭徹尾哲学の立場に立つ者である以上、否定という形の認識で
我慢し、肯定的に表現できる認識の境界まで達したことまでで満足する他はない。そう
考えたればこそ、我々はこれまで世界の本質それ自体を意志であるとして、世界のあらゆ
る現象のうちにひたすら意志の客体性を認識し、この客体性を追跡して、漆黒の自然の諸
力の、認識を欠いた衝動にはじまり人間の最高度に意識的な行動に至るまで、意志のこの
客体性を跡付けしてきたのだ。そういう経過を辿って来たのだから、意志の自由な否定な
らびに放棄が行われると同時に、今や自然の諸力から人間の行動に至るまでのあらゆる現
象も一緒に廃絶されることになるのだという帰結を、我々は決して避けようとは思わない。
意志の自由な否定、廃棄と共に、この世界を成り立たせていた混沌−あらゆる段階の客体
性のうちに現れる終局も休息もないあの不断なる混沌−もなくなり、段階的に相次いで現
れた諸形式の多様性も無くなり、意志が無くなると共に意志の現象全体も無くなり、しま
いにはとうとうこの現象の一般形式であるところの時間と空間も無くなり、更には現象の究
極の根本形式である主観と客観も無くなってしまうのである。意志がなければ表象もない
し世界もない。


227 名前:考える名無しさん :02/11/12 01:13
>>225 読むのも簡単だし、理解するのも容易いよね・・・・・

228 名前:今日のショーぺ先生R :02/11/12 01:20
 だが我々は今自分自身の置かれているこのような悲惨さと捕囚の状態からいったん眼を転じて
既に世界を超克した人々を見つめてみよう。世界を超克せる人々にあっては、意志は既に豊かな
自己認識に達し、意志は万有のうちに自分自身を再発見し、しかるのち意志は自分自身を自由に
否定するに至ったのであった。ここまで来てしまえば彼らは後はもう、意志の最後の痕跡がその
痕跡によってかろうじて命を繋いでいる身体と一緒に、やがて消滅するのを待つばかりであろう。
こうして彼らを見つめていると、我々の前に現れるのはもはや、休息なき混沌ではない。願望か
ら恐怖への、喜悦から悲哀への心休まる間のない移り行きではない。意欲する人間の生の夢を織
り成す希望、決して満たされもしなければ完全に消え去ることも無いあの希望の類でもない。そ
うではなく、そうしたものの代わりに、あらゆる理性よりももっと高いかの平安、大海にも比す
べき心のまったき寂静、深い安息、揺ぎ無い確信、ならびに明澄さである。

229 名前:今日のショーぺ先生R :02/11/12 01:36
 我々が世界を超克したかの聖人たちに自分自身の経験のなかで出会えるなどということは、勿論
滅多に恵まれないであろうが、しかし彼らについて記録された伝承や、内的な真実さという印章を
押されて保証ずみの芸術作品が、かの聖人たちを我々の目の前に彷彿とさせてくれよう。そこで我
々は本書の以上のような仕方に従って、これらの聖人たちの生涯や行為を考察して、無にまつわる
あの暗い印象をはらいのけなければならない。この無こそ、あらゆる徳ならびに精進の背後に、そ
の最終的な目標として漂っているものだというのに、我々は子供が暗闇を怖れるように、この無を
怖れているのである。


230 名前:今日のショーぺ先生R :02/11/12 01:43
むしろ我々は囚われなしにこう告白しよう。意志を完全なまでに無くしてしまった後に残ると
ころのものは、まだ意志に満たされているすべての人々にとっては、いうまでもなく無である。
しかしこれを逆にして考えれば、既に意志を超克し意志を転換し終えている人々にとっては、
これほど現実的に見える我々の世界が−そのあらゆる太陽や銀河を含めて−無なのである。

                A.ショーペンハウアー 意志と表象としての世界 4/71

231 名前:今日のショーぺ先生R :02/11/12 01:49
>>222
 以上ですが満足して戴けたでしょうか。
 詳しくは先生の主著「意志と表象としての世界」をゲットしてみてください。
 迷わず読めよ、読めば解るさ・・・ということです。
 それではさようなら。

232 名前:考える名無しさん :02/11/12 02:02
うわーん

233 名前:考える名無しさん :02/11/12 08:57
>>210
あれ面白い 
誤解されつつあるショーペンハウアーを端的にとらえてる

234 名前:考える名無しさん :02/11/12 09:00
>>225
俺には簡単じゃなかった
簡単に説明してくれ

235 名前:222 :02/11/12 18:11
>>今日のショーぺ先生R さん
        。 ◇◎。o.:O☆οo.
       。:゜ ◎::O☆∧_∧☆。∂:o゜
       /。○。 ∂(*゚ー゚)O◇。☆
     /  ◎| ̄ ̄∪ ̄∪ ̄ ̄  ̄|:◎:
    /    ☆。|レス有難う御座いました|☆
  ▼       。○..io.。◇.☆__ __| 。.:
∠▲―――――☆ :∂io☆ ゜◎∂:.

ところで意志と表象としての世界は何処で売ってるのですか?

236 名前:アントンくん :02/11/12 19:26
はじめまして!
ボクのお友達のキャロルくん は、フッサールなどの現象学を勉強していま
すが、 「現象学って難しいですね!」 「還元に関することが・・・・・
特に超越論的還元の意味が難しいです。」 「生活や自然的実証性から純粋な
超越論的主観性の意味がわかる人はいますか?」
「わかっている人がいたらぼくに教えて下さいね!」
といっています。 だれかわかる人がいたらキャロルくんのスレに書いてあげてね!
http://book.2ch.net/test/read.cgi/books/1034769192/l50
あと、たまにはボクのスレにも遊びにきてねん!
http://music.2ch.net/test/read.cgi/classical/1034769515/l50
あと、最近わたしが敬愛する ・・・・先生のサイトもここに紹介します!
ここも、見てくださいね!
http://www16.brinkster.com/aliceandwebern/a.htm
    ,,,,,,

237 名前:考える名無しさん :02/11/12 22:03
変態的厭世主義者

238 名前:考える名無しさん :02/11/13 19:56
>>237
可哀そうにねぇ。別にカミングアウトしなくてもいいんだよ。
2ちゃんにいれば、君はひとりじゃないよ。


239 名前:考える名無しさん :02/11/13 21:39
小便は売れる?

240 名前:考える名無しさん :02/11/14 06:09
>>235
惜しい!
自分は訳本を3冊持ってるけど、君に会うことはないだろう。

241 名前:キャロルくん :02/11/14 17:55
はじめまして! ボクの は、フッサールなどの現象学を勉強していますが、
「現象学って難しいですね!」 「還元に関することが・・・・・
特に超越論的還元の意味が難しいです。」 「生活や自然的実証性から
純粋な 超越論的主観性の意味がわかる人はいますか?」
「わかっている人がいたらぼくに教えて下さいね!」
といっています。 
だれかわかる人がいたらキャロルくんのスレに書いてあげてね!
http://book.2ch.net/test/read.cgi/books/1034769192/l50
あと、・・・・先生のHPが、新しい特集を創めました。 その名は、
ありすちゃんとウェーベルン氏の現代を撃て!
ありすちゃんとウェーベルン氏の夢の対談が実現!
ありすちゃんとウェーベルン氏が、現代社会を
政治、社会、経済、科学、文化のニュースから斬り,様々角度から議論する。
第一回は、コーヒー浣腸はガン治療の決め手になるのか?  です。
http://www12.brinkster.com/uhikaru/a&w.htm
みなさん、マタマタお楽しみがフエマシタネ!
???????

242 名前:気になったので :02/11/15 03:19
>>カント読んで、プラトン読んで、原始仏教の予備知識を身に付けて、
『充足根拠律の四つの根について』を読んで、
はじめて『意志と表象としての世界』を読むことができるのです。
しかも、『意志と表象としての世界』は二回読まないといけません。
>>二回読め?。二回ってのが笑える。二回。

 師曰く、反復は学問の母であり、重要な書物は二度読むべきと。
 二度目には問題の関連が一層よく把握され、結論が判っているので
 最初から正確に理解できる。更に二度目は異なる感覚で当たれるの
 で捉える印象も幅が広がる。って当たり前だわな。

243 名前:考える名無しさん :02/11/16 05:07
(…性懲りも無くねだってみたりしる)
                ∧        ∧  マチクタビレタ〜     マチクタビレタ〜
 マチクタビレタ〜       ./  ヽ      ./  ヽ      マチクタビレタ〜
               /   ヽ―――/   ヽ   マチクタビレタ〜  マチクタビレタ〜
   マチクタビレタ〜  /       l___l   \        マチクタビレタ〜
            |      ●  |    |  ●  |  / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
       へ    |   へ     ヽ  ./     | < ねえ、今日のショーぺ先生まだぁー?
        \\  \  \\    ヽ/     /   \____________
チン        \\  .> \\          ヽ
   チン      \\/    \\  _       |  マチクタビレタ〜
      \ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄/  / ̄   ヽ    /   _
        \回回回回回/ ̄ ̄ヽ        / ̄ ̄ /|    マチクタビレタ〜
         \___/      ヽ____/  /  .|         マチクタビレタ〜
                               /    |  マチクタビレタ〜
   __________________/     .|
                             |      |     マチクタビレタ〜


244 名前:考える名無しさん :02/11/16 06:48
音楽、美術、文学、自然科学と哲学の会話。
力強く美しい厭世観。
観念論哲学の華やかな講演会。
要するに非常に高度なエンターテインメント。

245 名前:考える名無しさん :02/11/16 14:24
そこの不幸や絶望に酔いしれてる青年、ショーぺを読んで人生を愉しむといいよ。

246 名前:マインレンデル :02/11/16 17:44
ショーぺ先生に失望して自殺しますた。

247 名前:考える名無しさん :02/11/16 23:26
>>244
エンターテインメント万歳だ。
エンターテインメントがない人生は退屈だ。

248 名前:考える名無しさん :02/11/17 21:09
>>246
うわっ!お化けが出たー!
マインレンダー君の自殺によってまたしてもショーぺ先生は偏見の対象となってしまった。
自分の短絡的な逃避願望肯定のためにショーぺ先生を利用してはいけないよ。

249 名前:544 :02/11/17 21:28
小便跳ねる

250 名前:考える名無しさん :02/11/18 05:02
ちなみに
 マインレンデル(1841-1876)   主著:「救済の哲学」

251 名前:考える名無しさん :02/11/18 20:25
意志と表象としての世界が無いぞ!
白水社なり未知谷なりさっさと翻訳しろってんだ!!
ドイツ語よめないぞゴルァ!

252 名前:考える名無しさん :02/11/18 20:50
>251
中央公論新社の「世界の名著」シリーズがあるじゃないか。
どこの図書館にも置いてある。

253 名前:考える名無しさん :02/11/18 21:08
白水社の全集、一巻と十巻から十四巻の六冊をYahoo!AuctionでGET!
しかも、原価以下で!!
笑いが止まらぬわ!
ガハハハハハ!

254 名前:考える名無しさん :02/11/18 21:12
原価?紙の値段か?

255 名前:考える名無しさん :02/11/18 21:17
>>253
ブックオフで全14巻1400円で買いましたがなにか?

256 名前:考える名無しさん :02/11/18 23:37
おまえらおかしいよ、そんな事が許されていいわけないよ

257 名前:考える名無しさん :02/11/19 00:16
>>255
ネタだよね?漏れは新本の全集に5万以上払った記憶がある。(泣

258 名前:考える名無しさん :02/11/19 00:28
人の手垢のついた本なんて読みたくないね!貧乏人は中古で満足してな!
俺達は出版業界に貢献してるんだよ!!

259 名前:ショーぺ厨 :02/11/19 06:02
 神無き世界においてニヒリズムは科学万能主義と結びつきあらゆる価値を侵食している。
現代人はもとより、未来においては存在は科学分析によって裸にされ、加工する自由と引き
換えに完全な虚無へと埋没するだろう。そして科学実証主義に魂を売り渡した哲学その半端
な学問は梯子を外される運命にある。人が真実、虚無に慄きかつての生ける人間性を取り戻
そうと気付いたとしても、既に世界も自身も劣化しもはや何も想起出来ないと嘆くことにな
る。
 ヴィトは語りうるものと語りえぬものと言ったが、語りえぬものこそに存在の本質が隠さ
れている。一方が即物的でありもう一方が捉えがたい故のあまりの短絡。だが、自分でもどう
する事もできない。踏み止まろうとしても既に一人歩きを始めた現代社会に淘汰されるだけ
なのだ。ショーペンハウアーはそんな盲目的な世界と我々を静かに笑っている。

260 名前:ショーぺ厨 :02/11/19 06:25
 話はそれるが、松井とボンズのホームラン競争を観て思った。
 ボンズは肉体を加工する事で松井を圧倒的に凌駕する。彼は完全なニヒリストであり、
もはや陳腐な価値など信じてはいないのだ。そして松井はただ慄くだけだった。
 だがボンズはもはや松井に戻る事は出来ない。その行く末にあるものは、加工によって
もたらされたおざなりな記録と、スポーツ本来の精神を失った永劫の虚無であろう。
 とはいえ、松井もまた、勝つためにはいずれそうせざるを得ないのだろうか。 

261 名前::(*゚Д゚) :02/11/19 07:05
 ☆ チン     マチクタビレタ〜
                        マチクタビレタ〜
       ☆ チン  〃  ∧_∧   / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
        ヽ ___\(\・∀・) < 今日のショーペ先生まだ〜?
            \_/⊂ ⊂_ )   \_____________
          / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ /|
       | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|  |
       | 人生と苦悩  |/


262 名前:考える名無しさん :02/11/19 16:55
http://kuroneko22.cool.ne.jp/index.htm

263 名前:ショーぺ厨 :02/11/19 23:47
>>262
 私の実家でも迷い込んできた子猫を一匹保護していました。その子は十六年もの間
私達家族の心を朗らかに暖めてくれました。晩年は歩くのも困難なほど痴ほうと衰弱
がすすんでいましたが、ある朝、私が出勤しようと戸口に向かうと珍しく彼女が擦り
寄ってきて弱弱しくも何かを訴えてきました。その時は何気にじゃらして家を出まし
たが、翌日帰宅したときには彼女は静かに息をひきとっていました。その夜、私は成
人してからはじめて泣きました。
 動物虐待は本当に重い問題です。そして動物達の商品化はペットブームの影でそれ
以上の闇をつくりだしています。また、肥大した人口とその際限ない欲望を満たすた
めに、生態系を無視し利用できる限りの存在が生成・加工・搾取され無思慮に拡大さ
れていく現実は存在そのものの冒涜であると断言できます。人間に固執した自然権で
はなく、他存在を包括するような新しい哲学が必要です。そうでなければ、人間は文
字通り世界を食い尽くすガンでしかないのですから。

264 名前:考える名無しさん :02/11/20 01:50
動物虐待者リスト

犯罪者◆樋口昭彦(44)◆日本興業銀行行員◆東京都世田谷区砧3◆猫を洋弓銃で殺害

犯罪者◆北田哲生(33)◆さくら銀行行員◆川口市栄町二◆猫の頭部切断して玄関先に放置
 
犯罪者◆大久保雄路(21)◆中卒無職◆宇都宮市清住1◆飼い犬をゴルフクラブで撲殺

犯罪者◆森山博人(37)◆無職◆神戸市須磨区東落合1丁目◆自宅のベランダから猫6匹を投げ落とし殺す
 
犯罪者◆長谷川正宏(33)◆那覇市立神原中学校教諭◆那覇市樋川のマンション8階◆猫をマンション8階から投げ捨て
 
犯罪者◆上原宏之(38)◆川崎市建設局土木管理部主査◆東京都大田区西六郷2丁目◆猫を粘着テープ巻きにして車に放置
 
犯罪者◆松原潤(27)◆九州大学工学部卒無職◆広島県呉市焼山西3丁目◆ネットに猫虐殺写真公開


265 名前:考える名無しさん :02/11/20 04:00
ショーペンハウエルを呼んでみようと思ってますが、その前に
やっぱりカントを読んでないとダメでしょうか??

266 名前:考える名無しさん :02/11/20 04:11
カント先生は基本でし。
ショーぺに限らず、プラトン・デカルト・カントくらいは知っておきたいモナ。

267 名前:考える名無しさん :02/11/20 04:17
なるほど、どうもありがとうございます。
厨房なもんで、くだらない質問だったかもしれませんです。
また出直してきます。

268 名前:考える名無しさん :02/11/20 04:30
軽い人生論として読むなら、いつでも読めるモナ。
岩波文庫の「・・・について」シリーズならすぐに読めるモナ。
けれど、ショーぺのエッセンスについて何分の一も味わえないモナ。


269 名前:考える名無しさん :02/11/20 05:40
ちなみに>岩波文庫の「・・・について」シリーズ
 =パレルガ・ウント・パラリポーメナ(余録と補遺)からの抜粋

270 名前:考える名無しさん :02/11/21 05:47
さて今日も先生を捜すか。どこの書棚に隠れているのやら。

271 名前:考える名無しさん :02/11/22 06:20
紹介されてましたので転記

ショーペンハウアー
http://www.google.co.jp/search?hl=ja&ie=UTF-8&oe=UTF-8&q=%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%BC%E3%83%9A%E3%83%B3%E3%83%8F%E3%82%A6%E3%82%A2%E3%83%BC&lr=


272 名前:考える名無しさん :02/11/22 10:28
>>271
[ショーペンハウアーとウスペンスキー]がおもろかった。

273 名前:考える名無しさん :02/11/22 11:06
哀しげに頭を振って、「すべてがうまくいくことが、心配でたまらない」と言う
悲観的楽観主義者もいる。
私はショーペンハウエルこそが、最も代表的な悲観的楽観主義者だと思う。
彼は、誇らしげにうなずきながら、「ほら、見てごらん。すべてがうまくいかないだろう」と言う。
その一方で、彼は、物事が悪くなり続けるだろうという彼の予言については、実に楽観的である。
                     
                        レイモンド・スマリヤン

274 名前:考える名無しさん :02/11/22 11:09
ショーペンハウエルは、世界に吠える機会を失うくらいなら、
現在より十倍ひどい世界に住んで吠え続けたいと願う犬を思い出させる。
            
               ウィリアム・ジェームズ

275 名前:考える名無しさん :02/11/22 11:16
遺志と表象の第〜版への前書きみたいなのがえんえん続いてて
なんかのパロディみたいと思った。つまらんジョークの後に
「失礼ながらおどけてみますた」とか言っちゃって、変な人だねぇ

276 名前:考える名無しさん :02/11/22 11:34
ショ−ぺ先生って看板倒れだよね。
ヘーゲルの方が上。

277 名前:考える名無しさん :02/11/22 20:47
>>273/274/275/276
 毎度の連続煽りお疲れさん。わざわざコピペまで必死に調べたんだね。
 コピペ以外は相変わらず意味不明なのでパレルガでも読んでよく反省してね。
 ちなみにきみにはマーヤーの面紗が厚くかかっているようです。

278 名前:ショーぺ厨 :02/11/23 08:22
私は真理を語ると同時に真理そのものであるなどと吹いていたヘーゲルよりも、
 人は二三の忘れられない言葉を学んだだろうというショーぺのほうがよほどまともだ。
コレラでころりと逝ったヘーゲルを尻目に、苦難や偏見をかわしながら生き抜き、
 最後に賞賛を勝ち得たショーぺの生涯はまさに劇的な楽観主義そのものであろう。
彼のユーモアと機智に富んだ明朗な作品は、その人生と共に、まさに超一級の芸術である。

279 名前:考える名無しさん :02/11/24 08:32
あぁ、働いても働いても苦しいなぁ。ほっと一息、先生の助言。

苦悩を追い払おうとして人は絶えず骨を折るが、せいぜい苦悩の形をかえるぐらいしか出来ない。
苦悩の姿はもともとは欠乏・困窮・生活維持の為の心労である。もしうまくいって(とはいえそれ
は大変難しいが)この姿のうちとある苦痛を退けたとしても、たちまち幾千の別の姿になって現れ
るだけであるし、年齢や境遇に応じて千変万化・・すなわち性衝動・情動的な愛・嫉妬・羨望・憎
悪・不安・名誉欲・金銭欲・疾患・等々、あらゆる姿となって現れるだろう。挙句の果て苦痛の入
り込める余地が他にもうないということにでもなれば、苦痛は今度は倦怠や退屈といった湿っぽい
灰色の衣装を纏って出てくるだろう。倦怠や退屈を防ごうとしてあらゆる手が尽くされ、最終的に
この倦怠と退屈をうまく追い払うことに成功したなら、それはただ次のような場合、すなわち苦痛
がまたもや以前の姿のどれかを纏ってもう一度姿を現すこととなり、苦の舞踏会が今一度最初から
やり直しになる場合にかろうじて成功するのだといえよう。というのは、如何なる人間の生活も、
苦痛と退屈の間を逝ったり来たりするよう、当てもなく投げ出されているものだからである。

      A.ショーペンハウアー 意志と表象としての世界 第四巻五十七章より抜粋 

280 名前:考える名無しさん :02/11/24 14:04
ショーペンハウアーって大富豪で働かなくて良い環境だったらしいね。
それで厭世主義者なんて馬鹿げてるね。


281 名前:考える名無しさん :02/11/24 14:35
>>280
また君か・・・。何のコンプレックスがあるのかは知らないけど、
誹謗中傷を繰り返してないで、前向きに生きることを薦めるよ。

113 :ショーペンハウエル :02/10/28 18:58
君たちを支配しているもの、それは生存を欲する盲目的な意思に過ぎない。
君たちがその表象で如何に尽力しようとも、すべては道化の芝居に過ぎない。
それを克服しようとする試みはひとり聖人のみが実践できるのであって
君たちがごとき肉を貪る愚劣なる者が語りうる内容ではない。
ところで小生も言語を通じてそれを吹聴するだけの愚物に過ぎぬから
せいぜい優雅な食事をし芸術に心を委ねよう。
まあ、君も肩肘を張らず、人生を謳歌したまえ。
                 って過去ログにもかいてあるよ。

282 名前:考える名無しさん :02/11/24 15:03
ショーぺが家族と遺産を分け合って生計を立てていたのは周知の事実であるが、
それは哲学探求者の生計を維持するに十分な程度であって、大富豪の筈もない。
銀行が倒産したことで家族に遺産をさらに分配し、執筆していた著作も不評の
ために原稿なしで契約せざるをえなかった。死ぬまで細かい出納帳をつけたの
も彼の気質によるところもあるが、現実的な必然もあってのことだろう。
ショーぺは常に厭世主義家と疎まれるが、それは後世の人間がいっているだけ
で彼がそれを気取っていたわけではない。事実、晩年に名声を勝ちえ天寿をま
っとうするまで生き抜いた彼の人生からして、単なる厭世と片付けるのは浅薄
というものだろう。

283 名前:考える名無しさん :02/11/24 15:36
中傷の類は古今後を絶たないが、それは論外としても、学会を蹴って孤独な執筆を
続けていたショーぺの哲学は当然洗練されていないし、素人哲学者扱いは妥当な評
価だろう。だが、それでもなお、これらの書には時代を超えて存続しうる魅力があ
ふれている。
突っ込もうと思えば幾らでも突っ込めるし、引き出そうとすれば得るものも多々あ
る−ショーペンハウアーはそんなところだろう。これほど忌憚なく赤裸々に綴られ
た文章も、これほどわかり易く表現された哲学書も珍しく、その意味でもよくある
哲学史本や評論本に載っている悪評に囚われず、実際に意志と表象としての世界を
手にとって自分の目で読んでから判断していただきたい。


284 名前:考える名無しさん :02/11/24 15:41
ショーぺ先生の最期ってどんな感じ?

285 名前:考える名無しさん :02/11/24 16:16
うだつの上がらない孤独な人生から晩年に著したパレルガから一発逆転
ホームラン。とんと評価されなかった主著も増刷され、無視されてきた
学会からも表彰されるに至る。(しかし意地をみせて断った。)おかげ
で先細りの一途だった遺産も最後には倍にまで膨らんだそうです。
死に際しては遺産を親族、かつての愛人、人生を供にした愛犬、戦没者
基金への寄付へと分配し、万事無事に永眠されました。
時代背景の変化が幸運を運んだこともありましょうが、ドラマのような
痛快な結末に思わず笑ってしまいます。


286 名前:考える名無しさん :02/11/24 16:42
>>282 誤 原稿なしで
    正  原稿料なしで

287 名前:考える名無しさん :02/11/24 16:57
正直狂ったおっさんだなあと思いますよ。
自殺のことと、活字が小さくて読みづらいといったようなことを、
まったく同じテンションで批判したりするとこが。


288 名前:考える名無しさん :02/11/24 17:07
ふむふむ

289 名前:考える名無しさん :02/11/24 21:44
パターン化した展開が笑える。議論は全く行われていない模様。

290 名前:考える名無しさん :02/11/25 02:17
「わざわいは避けるな、雄雄しく立ち向かえ。を我々のモットーにしたいものだ一片の紺碧が空に
ある限り、天候を絶望視してはならないと同様に、危険な出来事の結末がまだ疑わしく、好転の可能性がまだあるかぎり
怯め臆くしようなどとは思わずひたすら抵抗を思え。」


結構ポジティブシンキング? 
「幸福について」より

291 名前:考える名無しさん :02/11/26 06:55
あのショーペがその晩年に名声を勝ち得たように、
個々の人生にはなにが待っているか分からないものですね。
哲学に身を蝕まれた皆タンも楽観的な希望を胸に、生き抜いてくらさいね。

292 名前:考える名無しさん :02/11/26 14:22
この人の考え方って禅に近いような気もするが

293 名前:考える名無しさん :02/11/26 15:12
読書についてくらいはオモロイから読んどこね

294 名前:考える名無しさん :02/11/26 15:50
>>293
岩波文庫でいいんでしたっけ?
(近場の本屋で探したけど無かった・・・)

295 名前:考える名無しさん :02/11/26 15:53
YES

296 名前:考える名無しさん :02/11/26 16:19
今日ウパニシャッドの訳本購入しました。じっくり味わうつもりです。

297 名前:ひかる :02/11/26 19:24
ショーペンハウアーの間違い。無意識に、身体からくるものは、命を使ってなされる何事かを指す本能だ。
表象は身体から来て身体で感じる、身体から来て言葉で知る、身体から来て脳で知る。実はそれは表象でなく「実体」なのだ。

298 名前:ひかる :02/11/26 19:28
ショーペンハウアーは意志としての世界、生を求める世界を認めるので、独我論ではない。
しかし知ることのできるものは言葉によってであり、認識できないものは存在しないというニーチェの独我論に近い。

299 名前:考える名無しさん :02/11/27 17:45
うぁっ!ここにも最臭電波降臨!やむなく放置する。(消えろひかる!)

300 名前:考える名無しさん :02/11/29 08:36
この時期の夜勤はつらいなー。ほっと一息、先生の助言。

 苦しみを与える者と苦しみを受ける者は同一である。前者は自分は苦しみを受けずに済むと
思い込み、後者は自分は罪を犯さないで済むと思い込み、それぞれ迷妄に囚われている。これ
ら二人の迷いの眼が豁然と開かれるなら、それぞれが次のように認識することだろう。まず苦
しみを与える側の人は、この広い世界の中で苦悶に悩みつつある一切衆生の中に自分は生きて
おり、自分に理性が具わっていれば、如何なる落ち度のせいかも分からないこれほどの苦悩を
人々が背負わされて、一体なぜこの世に生を享けたのか、これはいくら深く考えても空しいこ
となのだ、そう認識するだろう。さらに一方苦しみを受けた側の人は、この世で行われるすべ
ての悪、あるいはかつて行われたすべての悪は、自分の本質をも形づくっているあの意志から
流れ出たことであり、これらすべての悪は自分の中にも現象しているのであって、そこで自分
はこの現象ならびに現象の肯定を通じて、あの一つの意志から生じたあらゆる苦悩を一身に引
き受けこれを忍耐していくのは、自分もまたこの意志である以上は至極当然なのだ、そう悟る
であろう。

    A.ショーペンハウアー 意志と表象としての世界 第四巻六十三章より抜粋

301 名前:考える名無しさん :02/11/29 11:52
読書に関する彼の記述には賛成しますか?

302 名前:考える名無しさん :02/11/29 18:51
書物を主体的に活用することについて述べていることは異論はない。
彼一流の皮肉に触発されて読者自身の書物対する認識が改めて確認できたら
意義は達成されたと思う。正解はない。
個人的には概ね共感できたように思う。
(相変わらずのFやHへの個人攻撃にはゲンナリだが。)

303 名前:考える名無しさん :02/11/29 19:35
居酒屋のおやじ顔にはワラタ

304 名前:考える名無しさん :02/11/29 22:53
『読書について』がなければ、
この人が今の日本で読まれているかどうか・・・。

305 名前:考える名無しさん :02/11/30 18:30
万人向けに著したパレルガがなければ、
恐らく世界中の誰も彼を発見できなかった可能性大。

306 名前:考える名無しさん :02/12/01 16:43
Hの目の前で強烈なひとこと「無知が知れますよ(w
凄いぜ!ショーぺ

307 名前:考える名無しさん :02/12/01 18:04

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(上記3つの内繋がり易いものからいらしてください)

308 名前:考える名無しさん :02/12/01 23:50
ショーペンハウアーの人間論はパスカルのパクリだろ

309 名前:考える名無しさん :02/12/04 14:01
>>308
粘着キモッ(藁

310 名前:考える名無しさん :02/12/04 17:35
>>309
はぁ?

311 名前:考える名無しさん :02/12/06 04:13
全集が高い。全部で6万以上…まあこれは納得できなくもないけど…。
中公バックスのも販売停止?勘弁してくれ。
自分の物にするには原本(ドイツ語)を訳すしかないのか…。
めんどくさい…。

312 名前:考える名無しさん :02/12/08 17:16
http://www.schopenhauer.org/index-j.html

313 名前:考える名無しさん :02/12/12 15:34
http://www.ksc.kwansei.ac.jp/~z95024w/diverse/schop_gegenwart.files/frame.htm#slide0039.htm

314 名前:考える名無しさん :02/12/12 15:47
http://www.google.co.jp/search?q=%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%BC%E3%83%9A%E3%83%B3%E3%83%8F%E3%82%A6%E3%82%A8%E3%83%AB&hl=ja&lr=&ie=UTF-8&oe=UTF-8&start=30&sa=N

315 名前:考える名無しさん :02/12/24 22:53
ときにはショーペンハウエルのように
(うた・黒沢年男)

316 名前:考える名無しさん :02/12/25 02:58
ショーペが好きな人はイタリー映画「ライフ イズ ビューティフル」を見てください。


317 名前:考える名無しさん :02/12/28 01:42
http://kuroneko22.cool.ne.jp/Schopenhauer.htm

宗教とは蛍のようなものだ。光るためには暗闇を必要とする。
―「パレルカ-ウント-パラリポメナ」―

318 名前:考える名無しさん :03/01/02 18:59
岩波文庫の「読書について」はすごくいい。
簡潔でわかりやすい言葉で読書論を展開している。
ニーチェが「この人を見よ」で語っている読書論は、
この本が基調だろうね。

319 名前:考える名無しさん :03/01/05 00:59
螺旋蒼月@ってウザイ。

320 名前:考える名無しさん :03/01/05 01:01
むかしはショーペンすきだったけど、今読むとなんだこいつ、と思う。
プロレタリアのきもちがわからんやつだ。
貴族の文体だ、とおもう。

自殺についての最後の章に感動したじぶんがはずかしい

321 名前:考える名無しさん :03/01/08 04:05
>>320
う〜ん。
どこまで本気かしらないがどちらかと言えばプロレタリアにこそ
役に立たないかショーペンって。
確かに生まれて物心ついてから一時も衣食住に満足出来ない人生を
送ってきた人にはたまらなく嫌な哲学だろうけどさw

自分は今は生活安定してるけどこれがひっくり返った時にこそ
先生の哲学の出番だとおもっとるよ俺は。今までもそうだったし。


322 名前:考える名無しさん :03/01/08 04:10
みんな読書についてと自殺についてしか読まないの

323 名前:考える名無しさん :03/01/08 21:28
だって売ってないんだもん。

この手の本を借りる気もしねーし

文庫版で全集みたいなのでねーかなぁ〜  はぁ。

324 名前:触石 ◆/Yna5bJz.Q :03/01/12 00:17
age

325 名前:考える名無しさん :03/01/12 00:26
存在と苦悩、孤独と人生、随想禄が白水社から。でてるじゃん

326 名前:考える名無しさん :03/01/14 05:56
要するに意志ってのは生命エネルギーのことやな。

327 名前:考える名無しさん :03/01/14 06:18
MXなどで集めた動画をみんなでココにUPしよう!
http://www6.ocn.ne.jp/~endou/ten.html

328 名前:考える名無しさん :03/01/14 07:46
>>327
1秒で転送

329 名前:真夏の放火魔 :03/01/17 22:39
新潮文庫の「幸福について」はいいですよ。

330 名前:山崎渉 :03/01/18 09:33
(^^)

331 名前:考える名無しさん :03/01/19 04:53
カミュがバカにしてますた。

332 名前:考える名無しさん :03/01/20 08:06
ショペハウをバカにするのは日本人ではその厭世観。ショペハウの価値はそんな感情的な所にあるのではない。アカデミックな正当な哲学なのだ。例えば人間の主観とはその形式であるとする極めて重要な説これはカントの純理の影響なのだがカントを大きく超えている。

333 名前:考える名無しさん :03/01/20 15:18
ショペハウをバカにするのは西洋人ではその深層心理まで巣くっているキ教の影響。ショペハウはキ教を否定した訳ではないが西洋哲学へのキ教の影響を徹底的に排斥した。

334 名前:mmm :03/01/20 15:25
http://www6.ocn.ne.jp/~endou/index2.html
      ★こんなサイト見つけました★

335 名前:考える名無しさん :03/01/20 21:02
宗教的聖者はショペハウの理想的な人間なのだが、よく言われることだが彼自身は宗教的聖者ではない。じゃあ彼の説は無責任じゃないのともよく言われるのだが、彼は宗教家ではなく哲学者なのだ。もっとも彼がまったく聖者たろうとしなかったとも言えないのではあるのだが。

336 名前:考える名無しさん :03/01/20 22:14
ショペハウは西洋哲学からキ教の影響を徹底的に拭い去ろうとした。彼の先駆者はカントなのだが純理は当時の国王からの批判を受けた。要するに哲学においてもキ教に不利な事はは言うなと言う訳だ。そこで彼が書いたのがかの出鱈目な実践理性批判

337 名前:考える名無しさん :03/01/20 22:22
しかしカントによって西洋哲学いおける神の無意味は決定的な事になった。それを出鱈目な言論で救おうとしたのがヘーゲル。キリスト教によって理性的に弁証法で人間は最高の精神的高みにたどり着く。それが彼の最高概念たる絶対精神。

338 名前:考える名無しさん :03/01/20 22:25
ショーペンハウアーは、インド思想の影響を受けて自分の哲学を作ったわけではない。インド思想に出会わなくても彼の哲学には何の変化もなかったろう。

339 名前:考える名無しさん :03/01/22 02:02
ショー先生の狂気に関する考察は現代精神医学の立場からも
ほぼ完璧な出来だそうな

340 名前:ぱこ :03/01/22 02:13
http://www.hamq.jp/i.cfm?i=toshibon

d

341 名前:考える名無しさん :03/01/23 07:55
よい入門書おしえて

342 名前:考える名無しさん :03/01/23 22:08
今新刊書店にあるやつはだいたい優れてるよ

343 名前:考える名無しさん :03/01/23 22:15
わたしはショーペンハウアーの最大の特徴をペシミズムだとは思わないのですが。
ライプニッツは言った「この世は存在し得る限りで最良のせかいである」
これに対するショーペンハウアーの反論

344 名前:考える名無しさん :03/01/23 22:20
ライプニッツへの反論「この世が存在し得る限りで最良の世界であるならば、世界がもう少し悪ければこの世はそんざいしないだろう。だからこの世は存在し得る限りで最悪の世界なのだ」

345 名前:考える名無しさん :03/01/25 07:24
ショーペンハウアーの哲学の一番の特徴は彼の哲学の結論の一部であるペシミズムなんかじゃ
ないとおもふ。こうゆうこと言ってる。主観とは認識されないものである。認識されるものは
全て客観である。それは主観とは認識の形式だからである。というのは例えば砂糖が甘いのは
それは認識の形式であるから正確にいうと主観とは、主観とは人間の感性的直感のア・プリオ
リな形式であるということ。

346 名前:考える名無しさん :03/01/25 08:32
>>341
入門書などという駄書は
購入してはならんとショーペンハウアー自身が言明しています。
カントに触れるならカントに、
ショーペンハウアーに触れるならショーペンハウアーに。

347 名前:考える名無しさん :03/01/25 16:37
>>55
これは「哲学は教える事ができるが、哲学することを教えることはできない」
という意味ですね。

348 名前:考える名無しさん :03/01/25 16:43
「因果律が感性的直感の形式」という論証が「根拠率の4根」を読んでも
なかなか理解できないんですが。


349 名前:考える名無しさん :03/01/25 22:19
結局、東洋哲学を先に学ぶと西洋に浅さを感じるわけで・・・

350 名前:考える名無しさん :03/01/26 08:31
「認識主観は認識するものであって絶対認識されない」と説は極めて重要な説だと思う
んですが、ショーペンハウアー以外にこんな事を言った人っているのでしょうか?

351 名前:酢毘野座 :03/01/26 08:36
高校時代にニーチェ夢中で読んだが、今、何一つそのかけらさえ心に残っていない。
ただ、ニーチェの著書で知ったショーペンハウエルは、それなりの影響を受けた。
多分、それは厭世的な世の中の見方であったが今も自分のうちにその痕跡らしきものを感じる。
幸福について、などはもう一度読んでみたいもの。


352 名前:考える名無しさん :03/01/26 12:12
科学ほどではないにしても、現代哲学ってゴタゴタゴタゴタしたのが多いと思う。哲学の科学化
なのでしょうか?ショーペンハウアーは哲学で重要な点をしっかりつかんでいたというのは凄い
と思う。形而上学の哲学者だよね。形而上批判とその影響を受けた思想が多い昨今、私は形而上
学が哲学の中の哲学だと思っています。何が重要と考えるか人によって違うとも思いますが。

353 名前:考える名無しさん :03/01/26 12:15
科学がゴタゴタしたものだという意味ではありません。

354 名前:考える名無しさん :03/01/26 20:00
ドイツ語はわかりませんが、ショーペンハウアーというのは文章がうまいと思います。というよりダイナミックな名文でをものごとの核についてばかり書くという感じ。


355 名前:考える名無しさん :03/01/29 19:05
まぁ、正しいと思うわ。彼は。


http://antipasgroup.hp.infoseek.co.jp/

356 名前:考える名無しさん :03/01/31 21:06
先日、ショーペンハウアーを思い出して迷い込んできた自殺志願者が居たようですので、
コピペしておきます。

>自殺は意志の否定であるどころか、むしろ意志の強烈な肯定のひとつの現象である。
なぜなら意志を否定するということの本質は、苦悩の嫌悪のうちにあるのではなしに、
人生の享楽を嫌悪することのうちにあるのだからである。もともと自殺者は生を欲しているのだ。
自殺するのはただ、現在の自分の置かれている諸条件に満足できないというだけの話なのである。
だから自殺者は決して生きんとする意志を放棄するのではなく、ただ単に生を放棄して個別の現象を破壊するに留まっている。

>ところで彼がそれから懸命になって逃れようとしていたその苦悩こそ、意志を禁圧して
彼を彼自身の否定ならびに解脱へと導いてくれる筈のものであったから、この点から言えば
自殺する人というのは、ある苦しい手術を受けている人病人が、手術で根本的に治療されうる
筈だったのに、手術が始まってから途中でそれを中止して、好んで病気のままでいるようなことだと
言えるだろう。苦悩が近づいてきて、せっかくこの苦悩によって意志の否定の可能性が開かれてきている
というのに、彼は苦悩を退けてしまうのである。そうしておいて、意志が打ち挫かれないですむようにと、
意志の現象である自分の身体の方を破壊するというわけである。

>自殺は全く無駄で愚かしい行為といえるだろう。

A.ショーペンハウアー 意志と表象としての世界 第四巻第六十九節より

357 名前:考える名無しさん :03/02/01 11:40
一昨日,生まれて初めて哲学の本買いますた。
それが,ショーペンハウエルの「知性について」(岩波文庫)
とりあえず,頑張って読んでみまつ。

358 名前:考える名無しさん :03/02/01 22:44
「知性について」「読書について」「自殺について」(岩波文庫)
「幸福について」(新潮文庫)

 いずれも手軽に読めますので是非ご一読ください。

359 名前:ハウエル :03/02/02 04:52
中公バックスから
『意志と表象としての世界』が出てるだろ?
しかも西尾幹二先生の翻訳で…
それ読んでから文句言えよ

凡俗どもが…

360 名前:考える名無しさん :03/02/02 04:57
自慰でもしてろ

361 名前:357 :03/02/02 11:56
>>358
どうもありがとうございます。
今読んでいるものを終えたら,
読書についてにもトライしてみようと思います。

362 名前:読書について :03/02/02 22:49
ショーペ
「読書とは他人にものを考えてもらうことである。
一日を多読に費やす勤勉な人間は次第に自分で
ものを考える力を失っていく」

論語
「学びて思はざれば即ち暗く,思いて学ばざれば即ち危うし」

読書について、勉強について、
この二つの見解は似ている。

363 名前:読書について :03/02/02 22:57
この問題は情報を扱う立場にある人すべてが
向き合うべき命題である。

論語の言葉を分かりやすい例に置き換えよう。
地図をいくら読んだところで
実際にどこへ行くかを決めなければ
その情報は暗いままである。
逆に、地図を読まないで旅に出れば
道に迷うこと必然である。

情報と向き合うことなしには
私たちは生きていけない。
しかし、情報を過信し、
情報収集だけに終始しては
物事の本質を見失う。

おそらくショーペ先生はそういうことを
言っている。誰よりも書籍を愛したであろう
ショーペ先生が言うんだから間違いない。

364 名前:考える名無しさん :03/02/02 23:07
マクロとミクロ

365 名前:読書について :03/02/02 23:17
じっさい、

書籍を手に取る動機は
「誰が書いたか」ということと、
「何について書いたか」という2つしかない。

「誰が書いたか」を書籍評価の基準にする人は
その評価した著者が何を語ろうとどこまでも著者について
いくことになる。ショーペだったら、
はじめは『読書について』から
『意志と表象としての世界』へと導かれていく訳だ。
さらに興味を持てばショーペが影響を受けた
カントの書籍にも興味を持つかもしれない。
その時、読者はただついていくだけ。

かたや、「何を書いたか」を基準にする人は
真に思索しようとしている人と言える。
多くの哲学徒に欠けているのはこういう態度。

自分は何を思索の命題にするのか、
きちんと自己分析できている人とできてない人との
格差は大きい。それが単なる物知りと他人に
影響を与える著作家との違いと言える。

しかし、ショーペが言おうとしていたのは、
同じ事柄について思索していても、
誰も考えもつかなかった真理を発見する人がいる。
そういう人が真に偉大であるということであろう。

366 名前:読書について :03/02/02 23:32
「知識は力である・・・・とんでもない!
知識が豊富でもそれほど権力を振るわない人もあれば
逆になけなしの知識しかなくとも絶大な権力を振るう人もある」

−−− ショーペンハウエル

367 名前:考える名無しさん :03/02/03 05:52
情報社会の今日においては
情報を収集することよりも
集めた情報の取捨選択のほうが大事である

そんなことをあなたは言いたいのですね?
同感です

368 名前:考える名無しさん :03/02/03 07:52
>>読書について

>おそらくショーペ先生はそういうことを
>言っている。誰よりも書籍を愛したであろう
>ショーペ先生が言うんだから間違いない。

アハハ



369 名前:考える名無しさん :03/02/03 17:06
>>359
ソースは?

370 名前:考える名無しさん :03/02/04 11:10
>>369
世界の名著シリーズです。
中公クラシックスに移行中なので現在は在庫切れかも。
でも私は西尾幹二が嫌いなので買いません。

371 名前:匿名希望 :03/02/10 04:05
さ〜てショーペンハウアーをドイツ語で読もうっと
ショーペンハウアーも言ってたけど
所詮訳書はダメ
句読点一つ違えどニュアンスが変わるからな
ショーペンハウアー読みたいならドイツ語ならえと
プラトン読みたいなら旧ギリシャ語ならえとラテン語も習えとフランス語も英語も
学問とはそういうものだ(だそうだ。すこし厳しいってw)


372 名前:考える名無しさん :03/02/10 07:21
んで哲学は?

373 名前:考える名無しさん :03/02/15 07:38
「充足理由率の四つの根=因果律、概念、時間と空間、意志」って現代的見地からいってどうなんですかね。

374 名前:考える名無しさん :03/02/15 08:35
ショーペンハウアーってそんじゃそこらの哲学者じゃないから、思いつ
くままに著作したのではなく、きちんと書くべきことを計画的に自分の
一生をかけて書いて後世に残そうとした。「意志と表象としての世界」
の正編には解りやすいカントの解説である「カント哲学批判」が含まれて
いるしその序曲である「根拠率の四根」も含めると「意志と表象としての
世界」は、全著作の半分に及ぶ。

375 名前:581 :03/02/15 08:36
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376 名前:考える名無しさん :03/02/15 10:12
ショーペンハウエルって20代から生涯言ってることが変わらないよね。
ショーペンハウエルへの批判って感情的なものが多いからつまんない。
中身がないんだよね。
誰かショーペンハウエルのどこが間違ってるか教えてくれないかな。


377 名前:考える名無しさん :03/02/15 11:05
これってどう思いますか?
「すべてを認識するが、なにびとからも認識されないもの、これが主観である」
(世界の名著45、114P、意志と表象としての世界正編2章2節)


378 名前:考える名無しさん :03/02/15 12:59
>>374
全著作が「意志と表象としての世界」だとも言える。


379 名前:考える名無しさん :03/02/15 21:09
ショーペンハウウアーがゴミだと思う理由も書けないないで、哲学ボードでゴミをまきちらすのには
かなり勇気がいることだろう。


380 名前:考える名無しさん :03/02/15 22:25
>>376
>ショーペンハウエルって20代から生涯言ってることが変わらないよね。
文章の流れからすると上の点も批判的な意味で言ってるのかな?

ショーペンが感情的な表現を使うのは間違いないけど
感情に任せたままに文章を書くとああはならないよ。
良く考えりゃヘーゲルの文章の方がよほど
「気の向くままの感情的な文章」とも言えるわけだしw

ショーペンハウエルの間違い(「隙」ならあるけど)は俺には解らないけど
「ショーペンハウエルの哲学を許容出来ない人」が極めて感情的だって事には
最近気がついた。
なんでだろう?

381 名前:考える名無しさん :03/02/15 23:24
>>380
コメントありがとうございます。
批判的な意味じゃないですよ。
ショーペンハウエルが感情的なのじゃなく、ショーペンハウエルへの
批判が感情的なものが多いということです。ショーペンハウエルを
許容できない人が極めて感情的ともおっしゃってる訳ですが。

382 名前:考える名無しさん :03/02/16 00:25
普通の奴がくどくど論理展開して説明しようとしても
説明できないようなことを
ショーペは一言でズバリと説明してしまう。

いや、天才としかいいようがないね。

383 名前:考える名無しさん :03/02/16 06:14
まあ翻訳されたものを読んでなんですが、なかなか両立できない、正確さと
解かりやすさの二つを兼ね備えていると思います。

384 名前:考える名無しさん :03/02/17 03:21
コピペ揚げ

我々は憎悪と悪心とはエゴイズムによってもたらされるものであること、そのエゴイズムは認識が「個体化の原理」
に捕らわれていることに基づいているものであることを見てきたが、更にまた我々は正義の起源と本質とは、この
「個体化の原理」を突き破ってその奥を見届けることであることを知ったのである。そしてこれに次いで、更に
進んで行けば、愛並びに高潔心の起源と本質とは「個体化の原理」を看破することの程度が最高度にまで達した
場合であることも知った。ひとえに「個体化の原理」を看破することのみが、自分の個体と他人の個体との区別を無くし、
他人の個体に対する無私無欲な愛、高邁宏量な献身にまで至る心の持ち方の完全な善を可能にするものであり、
またこれらを説明するものである。
 ところでしかし「個体化の原理」を見破ってその奥を見ること−あらゆる現象は多様でも意志はただひとつである
というこの直接的な認識−が高度な明瞭さで存在するならば、この認識はまた一歩進んだ影響をただちに意志の上に
及ぼすであろう。すなわち面前に掛かっていたマーヤーのヴェール「個体化の原理」が取り払われてしまったような
人は、もはや自分の一身と他の人格との間を利己的に区別することはなく、他の個体の苦しみに彼自身の苦しみと同様の
関心を持ち、かくてただ最高度に慈悲深いばかりでなしに、もし自分を犠牲にして他の幾人かが救われるものならば、
自分自身の生命を何時でもすすんで犠牲にする心構えさえある。その結果は自ずと、万物の内に自分を認識し、万物の内に
自分の最内奥の真実の自我を認識しているそのような人であれば、生きとし生けるもの皆すべての無限の苦悩をも我が物と
化すに違いあるまい。エゴイズムに捕らわれている者は、我が身一身の禍福の変転を眼中に置いているが、もはや今述べた
ような人はそういうものを眼中には置かず、「個体化の原理」を見破っている以上、ありとあらゆるものが彼には平等に
身近に感じられている。彼は全体を認識し、全体を把握している。

       A.ショーペンハウアー 意志と表象としての世界 第四巻第六十八節より

385 名前:考える名無しさん :03/02/17 07:19
>>384
いいですね、ショウペンハウアー。しびれる〜。ショウペンハウアー全集別冊抜きで15000円でかった!

386 名前:ぴかぁ〜 :03/02/17 07:46
っきゃああああーーーーあいなのだあ!!!!逝っていいいーーー???

387 名前:602 :03/02/17 08:36
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388 名前:考える名無しさん :03/02/17 12:40
ショーペンハウアーでも間違ったを言ったことはあるだろう。しかしショー
ペンハウアーによってギリシャ哲学以来の形而上学はすでに完成されている
のかもしれない。少なくとも形而上学の真理とは、ショーペンハウアーの説
にかなり近いところにあるのは間違いないはずだと私は思っている。


389 名前:380 :03/02/18 17:56
>>381
うん。批判の「動機」は極めて感情的だと言えますよ。
ただ実際に批判のする際には極めて論理的であると。
本気で感情的であるより「ここで俺は怒ってるんだ。怒らないはずがないだろう!!」
って覚悟みたいのがちゃんとあるからさ。

390 名前:哲学初心者 最近読んだ本「哲学の謎」 :03/02/19 19:37

表面上、その著作及び文体のとっつきやすさ、平易さ故、自己啓発本若しくは実用書
感覚(本人はそれに無自覚)で容易に理解できてしまう。
カントで挫折、ニーチェで挫折等々した人間にとって、唯一理解できる(哲学であろうと思われる)文章である
が故、ショーぺ御大を好きになってしまう。
西洋哲学数百・数千年の歴史を勘案した場合、やはりショーペンハウエルは素人哲学者
の烙印は免れ得ないであろう。
100年以上にわたって読み継がれてきた以上、そこには何か存在するであろうという
反論もあるだろう。しかし、それは、上述した(カントに挫折・・略 のくだり)人間たちに
よって読み継がれてきたに過ぎない。


391 名前:考える名無しさん :03/02/19 21:38
>>390
『意思と表象としての世界』読んだことある?

392 名前:考える名無しさん :03/02/19 22:02
>>390
「充足理由率の四つの根について」と「カント哲学批判」読んだ事ある?

393 名前:考える名無しさん :03/02/19 22:12
>>390
 その文が君の考えなのか読んだ本のコピペなのかは判断できないが、内容そのものがDQN。
カントを知らなければショーぺを理解することは出来ないし、ニーチェを嗜好する者が、理解
出来ないからといって掌を返してショーぺに追随するだろうか。
 厨房について言及したいのだろうが、それはショーぺに限らずむしろニーチェの周辺に多く
たかり、或いは哲学という響きだけに吸い寄せられた者が、あらゆる場面でそのDQNぶりを
発揮している、ただそれだけのことであろう。君がうpした文もやはり根拠もなく内容にも言
及していない故に、それらと変わらぬDQNと冒頭で書いたわけ。
 ところで>表面上、その著作及び文体のとっつきやすさ、平易さという側面は大切。理解
不能な自慰文章で何を語ろうとも、それは学者の食い扶持を保障するだけでしかない。逆にい
えば、>西洋哲学数百・数千年の歴史を経ても独りよがりの保身で精一杯なところが、ますま
すDQNぶりに拍車をかけているようにみえる。(現代科学と物質至上社会に急き立てられ、
ぶざまに右往左往)明瞭な著作により民度が向上しDQN学者が消えるなら、それは素晴らし
いことなのだ。

394 名前:考える名無しさん :03/02/19 22:14
>>390
「超越論的感性論」読んだことある?


395 名前:380 :03/02/21 00:45
日を改めて見なおしたらなんだか解り難い書き方しちゃったな。

まずショーペンの批判は往々として感情的な表現でなされてるって点は確かにそうかなと。
んでそれが「つまらない」理由になるのかが解らないんだけど。
哲学そのものに理解も共感もできなくても
「感情をこれでもかと滲み出しつつ論理性を失わずに徹底的に対象を叩く」
って文章だけでも十分面白いと思うんだけどw

自分も最初に読んだ頃は「何をそんなに怒ってるんだアンタは?」って感じたけど
彼と彼の哲学が当時どういう扱いを受けてたか知ってからは納得出来るたけどね。

396 名前:考える名無しさん :03/02/21 01:37
みんな勿論原文で読んでるよね?
え?日本語で読んでるの?

397 名前:難波 :03/02/21 07:48
 「考える名無し」さんへ貴方の意見はすべて、哲学用語を誇示したいが為に提示されているようにしか思えません。そういう無作為な形而は控えて自らの研究があるなら
そちらに専念されたら同でしょうか?(もしあればですが)このような不特定多数の、掲示板に書き込む人間が
私同様、識者であるわけがありませんと思いますが。

398 名前:考える名無しさん :03/02/21 07:57
>>397
初心者ハケーン

399 名前:考える名無しさん :03/02/24 12:03
タダでヌケルよ。
http://homepage3.nifty.com/digikei/ten.html

400 名前:『考える名無しさん』 :03/02/27 04:35
>このような不特定多数の、掲示板に書き込む人間が
>私同様、識者であるわけがありませんと思いますが。

でその具体的な根拠は?大変興味のある意見ですね。

まあその根拠を書いてしまうとその不特定多数の似非識者に自分が
何故識者足り得ないかを告白することになりますがね。

401 名前:信一 :03/03/04 18:38
一応ショーペンハーウアーの形而上学は理解した。しかし果たしてショーペ
ンハウアーの形而上学が本当に正しいのかどうかは解らなかった。その後不
十分とはいえ色々なことを学んだ。これからはショーペンハウアーの形而上
学が本当に正しいのかどうか、ショーペンハウアー全集を力を入れて読んで
いこうと思う(ほんとはそれが最高に楽しいのハハハ(^v^)



402 名前:信一 :03/03/04 19:45
やはり「充足根拠率の4つの根」からですよね。これは哲学一般の
勉強にもとても焼くにたつ。しかし悩む真偽のほどがわからない。

403 名前:信一 :03/03/04 21:18
単純に言うと、人間の安心立命には二つあって、宗教的な安心立命(こ
れが本当にできれば申し分ない)と人間の実体のその形而上学な知的
真理を理解し確信すること。ほかの哲学はくそ。

404 名前:信一 :03/03/04 21:37
わたしは形而上学が真理であればそれは万人の救いになると思っている。
釈尊は確かに形而上学については沈黙したのだが、これは沈黙という形
でその形而上学的質問に*答*え*た*の*だ*。

ちまたで常識になっている、「釈尊は形而上学を無意味なものとした」
という理解は全く出鱈目。

どいつもこいつも現代の形而上学批判の影響を盲目的に受け継いでいる。
あほども。

405 名前:信一 :03/03/04 23:38
白水社の「意志と表象としての世界」正編より、中央公論社の「意志と表象
としての世界」正編が読みやすいのはなぜ?


406 名前:信一 :03/03/06 06:54
いまヘーゲルの解説書読んでます。キャハハ(^v^)

407 名前:考える名無しさん :03/03/08 09:53
test

 因果の法則とそれに従う自然の観察や研究を進めていくならば、必然的に我々は次のような
確かな仮定に導かれていく。時間の中ではより高度に有機質を持つ物質の状態よりも常に先に
原材のままの物質の状態が発生しているということ、つまり動物は人間より先に、魚は陸上動物
より先に、無機質はあらゆる有機質より先に存在していたということ。従って根源的な物質の塊が
一連の長い変化の時期を経てきた後にはじめて、最初の眼が見開かれるに至ったのだということ
である。それでも見開かれたこの最初の眼に、例えそれが昆虫の眼であっても、世界全体の存在が
依存しているのであって、この最初の眼は認識の必然的な媒介者であり、世界は認識に対してのみ
そしてこの認識の中にのみ存在し、認識を欠いては世界を考えることすらできない。何故なら
世界は端的に言って表象であり、世界は表象であるからして、自らの存在を担う者として認識する
主観を必要とするからである。いや、決してそればかりではない。あの数え切れない程の変化に
満たされ、物質が形態から形態へと昇っていき、そして遂に最初の認識する動物が生まれるに至る
長い時間系列そのもの、この全時間そのものが、意識の同一性の中でのみ考えられるものなのである。
時間とは諸表象についての意識の継続のことであり、認識するための意識の形式のことである。
認識するためのこの形式ということを離れては、時間は完全にあらゆる意味を失い、全く無に成り果てる。
 こうして我々は一方では、全世界の存在は最初の認識する生物、これが例えどんなに不完全な生物
であろうと、ともかくそれに依存していることを見てきたが、他方では、この最初の認識する動物の方も
彼に先立つ原因と結果の長い連鎖に依存しているのであって、最初の動物自身は小さい一環として
長い鎖の中に繋がれているということをも、我々は同じくらい必然的と見ているのである。この二つの
見解は明らかに矛盾しているが、その何れにも我々は同じ必然性をもって導かれるのである。
言うまでもなくこの二つの矛盾した見解を、またしても我々の認識能力における二律背反と呼ぶ
こともできよう。

  A.ショーペンハウアー 意志と表象としての世界 第一巻第七節より

408 名前:考える名無しさん :03/03/08 10:28
test

 しかしながら右に述べてきた論述で遂に明らかになったこの矛盾、これが解決を見出すのは
次の点に於いてである。カントの言葉を使えば、時間・空間・因果性は物自体に属しているのでは
なしに、その現象に属しているに過ぎず、時間・空間・因果性は現象の形式であること、これを
私の言葉で言い換えれば、客観世界、つまり表象としての世界は、世界の唯一の側面でなしに、
世界の単に一つの、言わば外的な側面に他ならず、世界は尚もう一つの完全に別の側面を持ち、
その内奥の本質、その核心、物自体であるところのもう一つ別の側面を備えているということ、
ここにおいて右の矛盾は解決されるのである。世界のもう一つの側面、この物自体を我々は
第二巻で考察することになろうが、それを物自体の客観化の中での最も直接的な客観化のひそみ
にならって、意志と名づけよう。
 しかし、いま我々がここで専ら考察しているのは表象としての世界のほうであって、これは
勿論最初の眼が見開かれた時をもってようやくに始まるのである。認識というこの最初の眼を
媒介することなくして、世界は存在し得ないし、またそれ以前にも世界は存在しなかった。いや、
この最初の眼が無ければ、即ち認識を離れた場所では以前ということも無かったし、時間も
無かったのだ。が、だからといって時間は始まりを持っているわけではない。全ての始まりは
時間の中にある。時間とは認識することが可能になる為の最も普遍的な形式であり、一切の現象は
因果性の絆を手段として時間というこの形式に当てはまるのであるから、最初の認識と共に時間も
またあり、同時に両側(過去・未来)に向かう時間は全く無限となるであろう。

  A.ショーペンハウアー 意志と表象としての世界 第一巻第七節より

409 名前:考える名無しさん :03/03/08 10:48
test

 このような最初の現在を満たしている現象は、無限に過去へ伸びていく一系列の現象に因果的に
結び付けられ依存していると見なければならないし、それでいて過去そのものが最初の現在に制約
されているのであって、それは逆に、最初の現在が過去に制約されているのと同じことである。
その結果として、最初の現在も、またそれが由ってきたところの過去も、共に認識する主観に依存
しており、認識する主観がなければ無である。しかしまた、次のようなことも必然性のもたらす事実
である。この最初の現在は、最初の現在として立ち現れることはない。即ち、過去を母胎と持たずに
時間の始源として立ち現れるということはない。そうではなく、この最初の現在は、時間の中に於ける
存在の根拠に従った過去の継続として立ち現れるのだといっていい。だからまた、最初の現在を満たす
現象もやはり、以前の、過去を満たしてきた諸状態の引き起こす結果として、因果の法則に従って立ち現れる。

  A.ショーペンハウアー 意志と表象としての世界 第一巻第七節より

410 名前:考える名無しさん :03/03/08 11:27
test

 我々が生き且つ存在しているこの世界は、その全本質の上から見てどこまでも意志であり、そして同時に
どこまでも表象である。この表象は、表象である以上は既に何らかの形式を、つまり客観と主観を前提とし、
従って相対的である。客観と主観というこの形式と根拠の原理が表現しているこの形式に従属した全ての形式
とを取り除いてしまった暁に更に何が残るかを我々は問うてみるなら、これは表象とは全く種類を異にした
ものであって、意志以外の何物でも有り得ず、それ故これこそ本来の物自体である。各人は己自身がこの
意志であることを知り、世界の内奥の本質もまたこの意志に存することを知るのである。が、同時にまた各人は
己自身が認識する主観であることを知り、全世界は主観の表象である以上、その範囲と言えば全世界はその
必然的な担い手である主観の意識に関連してのみ、現実的な存在を有しているのだと知るのである。
 だからこのような二重の観点に於いて、各人は全世界そのものであるし、小宇宙である。各人は世界の二つの
側面を余す所なく完全に自己自身の内に発見する。このように各人が自分に固有の本質を認めているものが、
同時に全世界の、即ち大宇宙の本質をも尽くしている。だから全世界もまた彼自身と同じようにどこまでも
意志であり、そしてどこまでも表象なのである。その他には何も残らない。こうしてここに我々は、大宇宙を
考察したタレスの哲学と小宇宙を考察したソクラテスの哲学とが一致することがわかる。両哲学の対象は同じ
であることが示されるからである。

  A.ショーペンハウアー 意志と表象としての世界 第二巻第二十九節より

411 名前:考える名無しさん :03/03/08 11:57
test

 さて、認識する個体(これはそれ自身としては物自体である意志の現象に過ぎないが)の各々の個別的な
意志の働きは、自然界の変化が何らかの原因を備えているのと同様に必然的に何らかの動機を備えている
のであって、動機が無ければ意志の働きは生じては来ない。しかし自然界に於ける物質的な原因とは、この時
この場所この物質にはかくかくしかじかの自然力の発動が行われるに違いない、という規定をただ単に
含んでいるに過ぎないものなのだが、動機もまたそれと同じことで、認識する存在者の意志の働きが、この時
この場所この状況下で完全に個別的なものであることを単に規定しているに過ぎないのである。動機は
認識する存在者がそもそも何かを意欲すること、しかもこれこれの仕方で意欲すること、およそこのような
ことを決して規定してはいないのである。存在者が何かを意欲すること、これは存在者の叡知的性格の発動
だからである。叡知的性格とは意志そのものであり物自体であって、根拠を欠いており、根拠の原理の
領域の外にある。
 そういう訳で、どの人間も常に目的と動機を備え、それに従って自分の行動を導き、自分の個々の行動に
ついて常時弁明することを心得ているのに、しかし一旦彼にそもそも何故何かを意志しているのか、或いは
そもそも何故存在しようと欲しているのかと問うたなら、彼は何の答えも持たないであろう。むしろ質問自体
が彼には馬鹿げたものに思われるだろう。そして他でもない、正にこの点で、彼自身が意志に他ならないのだ
という意識が本当に現れることだろう。意志がそもそも何かを意志するのは当たり前のことだからである。
意志はただその個々の働きに於いてのみ、その各時点に対し、動機による細かな規定を必要としているだけである。

  A.ショーペンハウアー 意志と表象としての世界 第二巻第二十九節より

412 名前:考える名無しさん :03/03/08 12:23
test

 実際、一切の目標がないということ、一切の限界がないということは、意志そのものの本質に属している。
意志は終わるところを知らぬ努力である。この件は以前に遠心力について言及した時に既に触れておいた。
この件はまた、意志の客体性の一番低位の段階、重力に於いて最も単純な姿をとって露わになっている。
重力は究極の目標というものを持たないのに、休むことなく努力していることは一目瞭然である。仮に重力
の意志に従って存在する物質の全てが寄り集まって一塊になったとしても、その塊の内部で重力は中心点に
向かって努力し続け、相変わらず剛性ないし弾性であるところの不可入性と闘争を続けることになるだろう。
だから物質の努力をただ阻止することは可能かもしれないが、物質の努力を叶えてやったり満足させたり
することは決して可能ではないのだ。
 しかしあらゆる意志の現象のあらゆる努力に関しても、事情は丁度これと同じである。一目標が達成
されればそれがまたもや新しい進路の始まりになるからである。努力はこうして無限に向かっていく。

  A.ショーペンハウアー 意志と表象としての世界 第二巻第二十九節より

413 名前:考える名無しさん :03/03/08 12:38
test

意志は認識の光に照らされている時には、自分が今何を此処で何を欲しているかを常に
知っている。しかし意志は、自分がそもそも何を欲しているかということを決して知らない。
意志の個々の働きは目的を持っている。総体としての意欲は目的を持っていない。それは丁度、
個々の各自然現象が、この時この場所に発現することに対しては、十分な原因によって規定
されているのに、自然現象の中に自己表明を行っている力一般は何らの原因をも持たないのと
同じことである。このような力一般は物自体の、根拠の無い意志の、現象の段階だと言える
からである。
 しかし意志のただ一つの自己認識を全体として見れば、これは全体として見た表象であり、
直観的世界の総体ということになる。この直観的世界は、意志の客体性であり、意志の表面化
であり、意志の鏡である。

  A.ショーペンハウアー 意志と表象としての世界 第二巻第二十九節より

414 名前:信一 :03/03/09 17:35
この世は表象と物自体とからなる。認識できない物自体の中で、物自体である
意志は、どのような場合に認識されるのか?これを理解することは、ショーペ
ンハウアー哲学を理解するうえで極めて重要である。

415 名前:信一 :03/03/09 22:43
>>414
これをはっきり理解するには「(充足)根拠率の四つの根について」を読ま
なければならない。充足理由率(充足根拠率)の四つの根とは、人間の存在
のア・プリオリなものの基本となるものに四つあるとしたものだ。それは、
1)因果律、(この世の諸行無常性)2)概念(知性、人間に特徴的な精神
性)3)時間と空間(数学の真実性、ア・プリオリ性)4)意志(認識され
る意志と認識されない意志)である。

>>414を理解するためには、根拠率の四根の4)意志を読まなければならない


「意志と表象としての世界」を理解するためには、「根拠率の四つの根につ
いて」と「カント哲学批判」を理解せずしては不可能である。

しかしそれだけある程度理解できれば、一つの存在論の体系が自分のものと
なるのである。

そしてここまで来て、ショーペンハウアーはおおばかだと感じる者もあるだ
ろう。しかしそんな人でももう自分で哲学する力はついたのである。



416 名前:考える名無しさん :03/03/10 12:20
ZETAに哲学・思想板が出来ました
http://zeta.ns.tc/kiba/philosophy/index.html


Zeta BBS
http://zeta.ns.tc/

417 名前:信一 :03/03/10 17:35
ニーチェがショーペンハウアーを偉大で非凡な教師だと言ったのは確かに正しい

418 名前:考える名無しさん :03/03/10 17:57
ショーペンハウエル哲学に従って21世紀を生きてる人。いる?

419 名前:考える名無しさん :03/03/10 18:05
従うってのが意味不明。厨のこと?

420 名前:考える名無しさん :03/03/10 18:10
>419彼のような考え方で21世紀の世界をみてる人、ってことじゃねえの。

421 名前:信一 :03/03/10 20:08
>>418
「従っている」というのが幼稚なんだな。私の存在論にショーペンハウアー
が非常に似ているということ。

422 名前:信一 :03/03/10 21:15
21世紀の哲学に従って生きている人に問うけど、あなたはどんな
存在論に従って生きてるの?まさか*懐疑主義*じゃないよね。そ
んなのありえないもんね。

423 名前:信一 :03/03/10 23:36
極めて単純に誤解を恐れず言うと、ショーペンハウエルの存在論って、人間
の生の実体と死の実体は同じであり、人間の実体と宇宙の実体は同じである
ということ。実体というのは物自体と同一。しかしこの世界の多様性はいか
に説明されるのか?カントによれば物自体は認識できない。しかしショーペ
ンハウエルは物自体は認識できると考えた。それが意志。ここで彼の重要な
言葉
「すべてを認識するが、なにびとにも認識できないもの、それが主観である」

424 名前:「物理学」的者 :03/03/10 23:44
>>423
虚数「i」は数学や初歩的な物理学に不可欠な「複素数」の概念の最重要要素ですが、
「i」は「認識できないから「存在しない」ということですか?

皮肉ではなくて、素朴な疑問として?
それとも「虚数は主観の中にある」ということですか?

425 名前:信一 :03/03/11 00:00
>>424
「主観は認識できない」というのは、おそらくショーペンハウアー独自
の思想であり、彼の形而上学の基礎です。

「この世は主観と客観からなり、主観を認識することはなく、認識され
るのは客観ばかりである」

ということは、例えば貴方が自分というものを認識した場合、それは
客観ということになります。主観は認識できないのですから。つまり
自分というのは、自我、自己意識を含め体、その感覚、なども一切合
財客観であるということになります。


426 名前:「物理学」的者 :03/03/11 00:06
>>425
ということは「主観」とは「認識できない何ものか」ということになり、
「認識できない何ものか」は「認識できない何ものか」『である』
というトートロジーは避けられるのですか?

427 名前:考える名無しさん :03/03/11 01:01
主体と客体の相対的な関係が認識で、それが表象としての世界なんじゃねーの?

428 名前:信一 :03/03/11 01:11
主観とは認識できない「何ものか」ではありません。「すべてを認識
するが認識できないもの」なのです。感性、概念による認識両方とも
です。


429 名前:「哲学的」者 :03/03/11 01:15
>>428
『超越的自我から発せられる「指向性」が「認識」を「構成」する』
と言い換えられますか?

430 名前:信一 :03/03/11 01:23
>>429
「言い換えられません。」超越的自我というのはア・プリオリな自我
という意味ではなく、自我を超えたものという意味でしょう。

431 名前:「哲学的」者 :03/03/11 01:31
>>430
「自我を越えたもの」とは「集合的無意識」とか「リゾーム」とか
を意味すると言うことですか?

432 名前:信一 :03/03/11 01:54
>>431
「自我を超えたもの」と「認識されない主観」とはまったく無関係
です。つまり集合的無意識は認識されるものであり、認識されない
ものではありません。集合的無意識、無意識、アラーヤ、マナ識な
どという概念も皆そうです。


433 名前:「哲学的」者 :03/03/11 02:39
「集合的無意識」が『認識される』とおっしゃるならば、
「認識」と言う言葉に少なくとも「既成の固定ニュアンス」を
脱構築する再定義が必要ではないか?と考えますが?

434 名前:考える名無しさん :03/03/11 03:11
河童、ザシキワラシ、等の妖怪は、集合的無意識が認識されたもの。


435 名前:信一 :03/03/11 18:10
>>433
こういうと分かるでしょうか?「集合的無意識はアプリオリではない」が
「集合的無意識を集合的無意識たらしめる形式があり、それはア・プリオ
リである」と。その形式は認識不可能であると。

436 名前:信一 :03/03/11 19:01
>>434
まったくそのとうりですね。:砂糖をなめると甘いと認識してしまう。なぜ
甘いのかはそういう形式なのであって、認識することは不可能である。

437 名前:信一 :03/03/12 07:07
「意志と表象としての世界」は正編より続編のほうがはるかに読みやすい。
続編から読み始めるというのも一つの方法だ。

438 名前:信一 :03/03/12 20:26
コピペ(意志と表象としての世界、正編、一巻2節)

すべてを認識するが、なにびとからも認識されないもの、これが主観である。
それゆえ主観は世界の担い手であり、主観は現象しているすべてのものを、す
なわちすべての客観をなりたたせている普遍的な前提条件である。なにしろ存
在するものは、主観に対して存在するにすぎないからである。

**************しかしながら自分の身体にしてからがすでに客観である。だ
からわれわれは自分の身体をすらもこの見地からは表象と名づけるのである

(注)ショーペンハウエルの主観と客観という概念は彼独特のものであり、
   一般常識的な理解で見過ごすべきものではない。


439 名前:考える名無しさん :03/03/15 02:55
ショーペンハウエルなの?ショーペンハウアーなの?

440 名前:信一 :03/03/15 18:05
ショーペンハウアーは「純粋理性批判」の一版しか認めませんでした。岩波
純理は二版ですが理想社のカント全集の純理は一版と二版が併記されています。
>>439
昔はショーペンハウエルと言ったが、最近ショーペンハウアーと言うように
なったんじゃない。現代の書物では皆ショーペンハウアーだよね。

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